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基本

キーボードだけで変換操作を素早く行うコツ|マウスいらずの日本語入力術

k.w
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キーボードで日本語を入力していると、「もう少し早く打てたらいいのに」と感じることはないでしょうか。

一文字一文字はすぐに打てても、「変換して候補を選ぶ」「まちがえた漢字を直す」場面で時間がかかってしまう人は多いです。マウスに手を伸ばして候補をクリックしていると、そのぶんだけ入力の流れが止まってしまいます。

この記事では、キーボードだけで変換操作をするコツを、やさしい日本語で説明します。むずかしい専門用語はできるだけ使わず、「どのキーを、どんな場面で押せばよいか」を一つずつ整理していきます。

日本語入力になれていない方はもちろん、「なんとなく自己流でやってきた」という方にも役立つ内容をめざします。

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キーボードだけで変換操作をするとなにが楽になる?

キーボードだけで変換操作をするいちばんのメリットは、「手の動きが少なくなること」です

ふだんの入力を思い出してみてください。文字を入力するときはキーボードを打ちますが、変換候補を選ぶときはマウスを持ち、またキーボードに戻る、という動きをくり返していないでしょうか。この動きが一日に何十回、何百回と積み重なると、それだけで大きな時間になります。

キーボードだけで変換すると、手はずっとキーボードの上にあります。候補を選ぶときも、間違いを直すときも、指を少し動かすだけで済みます。慣れてくると、文字を打つリズムをあまりくずさずに文章を書き進めることができます。

また、マウスとキーボードを何度も持ち替える動きが減ることで、手首や肩への負担が軽くなることもあります。長時間パソコンを使う人ほど、この差は大きくなります。

日本語入力には、今回のテーマである変換操作のほかに、特殊な文字の入力という悩みもあります。たとえば、ふだんあまり使わない記号や、少し変わった文字を入力したいときです。こうした場面も、キーボードの操作になれておくと落ち着いて対処しやすくなります。

特殊な文字の入力についてくわしく知りたいときは、特殊な文字の入力方法をまとめた解説もあわせて読むと理解しやすくなります。

キーボードだけで変換する方法は、最初は少しとまどうかもしれません。しかし、いくつかのキー操作を覚えるだけで、「入力が少し楽になった」と感じられる場面が必ず出てきます。

キーボード操作だけで入力すると、本当に時間の節約になりますか?

すぐに大きな差が出るわけではありませんが、毎日の積み重ねで少しずつ時間の節約になります。

一回の入力で短縮できる時間は、ほんの数秒かもしれません。しかし、一日に何十回も同じ操作をするなら、そのぶんだけ効果は積み重なります。

まずは、「よく使うキー操作を一つ覚える」だけでもかまいません。いつも同じ場面で同じキーを押せるようになると、それだけで入力の流れがなめらかになります。

まずはここから!基本の変換キー操作をおさらい

ここでは、日本語入力でよく使う基本的なキー操作をおさらいします。

キー操作という言葉は、「どのキーをどのように押すか」という意味です。よく使うキー操作には決まったパターンがあるので、決まったキー操作のことをショートカットと呼ぶこともあります。

日本語入力で、もっとも基本的なキーは次のようなものです。

  • スペースキー
  • Enterキー
  • 変換キー
  • 無変換キー

それぞれの役割を、やさしく確認していきましょう。

まず、ひらがなを入力してからスペースキーを押すと、漢字やカタカナなどの変換候補が出てきます。スペースキーを何度か押すと、候補が順番に切り替わります。

候補の中から正しいものが画面に出たら、そのまま Enter キーを押して確定します。これが、もっとも基本的な変換の流れです。

変換候補がたくさんあるときは、矢印キーで候補の一覧を上下に動かして選ぶこともできます。マウスでクリックするのと同じことが、キー操作だけでできるイメージです。

もし「やっぱり変換したくない」「ひらがなのままにしたい」と思ったときは、無変換キーを押すと、ひらがなに戻ることがあります。どのキーで戻るかは、環境によって少し違うこともあるので、自分のパソコンで試してみてください。

変換を一度やめて、入力を最初からやり直したいときは、Escキーを押す方法もあります。Escキーは「いまの操作をやめる」という意味を持つキーで、変換中に押すと候補の選択をいったん取り消せることがあります。

このように、スペースキーと Enter キー、そして無変換キーや Escキーを使い分けるだけでも、変換操作はかなりスムーズになります。

変換候補をまちがえて決定したとき、キー操作だけでやり直せますか?

多くの環境では、まちがえて決定した直後であれば、Backspaceキーを押して一文字分だけ戻すことができます。文章の最後にあるまちがいなら、この方法がいちばん手早いです。

また、あとでくわしく説明する再変換という機能を使えば、決定したあとでもまとめて変換し直せる場合があります。

ただし、使っているソフトや日本語入力の種類によって、動きが少しちがうことがあります。自分の環境で、どこまでやり直せるかを一度試しておくと安心です。

「文節」を動かして誤変換をへらすキー操作

日本語を入力するとき、コンピューターは文字をそのまま変換しているわけではありません。文の中の意味のかたまりごとに区切って、変換しています。この意味のかたまりを文節と呼びます。

たとえば、「きょうはいいてんきです」と入力した場合、「きょうは」「いい」「てんきです」のように、いくつかの文節に分かれます。人間が読むと自然な切れ方ですが、コンピューターはいつも正しく区切れるとはかぎりません。

文節の区切りがずれていると、漢字の変換もおかしくなりやすくなります。そのため、変換中に文節を少し動かしてあげると、正しい漢字に変わりやすくなります。

多くの環境では、変換中に矢印キーや特定のキー操作を使って、文節を伸ばしたり縮めたりできます。たとえば、ひらがなを入力してスペースキーを押したあと、左右の矢印キーを押すと、文節の位置が少しずつ動く場合があります。

文節を伸ばすキー操作を使うと、「ここも一緒に変換してほしい」という範囲を広げることができます。逆に、文節を縮めるキー操作を使うと、「ここは別の文節にしたい」というときに範囲を狭くできます。

よくある例として、「とうきょうとちょう」と入力したときに、「とうきょう」「とちょう」と区切りたいのに、「とうきょうと」「ちょう」と区切られてしまう場合があります。こういうときに文節の区切りを変えると、「東京都庁」という正しい漢字を選びやすくなります。

文節の区切りを調整するキー操作は、最初は少しむずかしく感じるかもしれません。しかし、毎回同じ場面で同じキーを押していると、だんだん手が覚えてくれます。

文節を動かすキー操作は、Windows と他の環境でも同じですか?

文節を動かすキー操作は、すべてのパソコンで同じではありません。日本語入力の種類や、使っているソフトによって、使うキーが少し変わることがあります。

たとえば、Windowsに標準で入っている日本語入力と、別の会社が作っている日本語入力ソフトでは、文節の動かし方がちがうことがあります。

そのため、「こういうキー操作がある」と知っておくこととあわせて、自分の環境でどのキーが使えるかを一度確認しておくとよいでしょう。

消さなくてOK!確定した文字を「再変換」で直す方法

文章を入力していると、「いったん Enterキーで決定したけれど、やっぱり漢字を変えたい」という場面がよくあります。このとき、すべて消して打ち直している人も多いのではないでしょうか。

そんなときに便利なのが、再変換という機能です。再変換とは、「いったん決定した文字を、もう一度変換し直す」ための機能です。

再変換を使う基本的な流れは、次のようになります。

  • 直したい文字を選ぶ
  • 再変換のキー操作を行う
  • 出てきた候補から、正しいものを選ぶ

再変換を呼び出すキー操作は、日本語入力の種類やソフトによって異なります。たとえば、決まったキーを押したり、特定のキーを組み合わせて押したりします。

一度自分の環境で再変換のキー操作を調べておき、メモしておくと安心です。設定画面やヘルプを開くと、再変換の方法が書かれていることが多いです。

再変換を使うと、「さっき決めた漢字、ちょっと変えたいな」という場面で、文章を消さずに修正できます。特に、長い文の途中にある言葉を変えたいときに便利です。

ただし、再変換にはいくつか注意点もあります。たとえば、すでに別の編集をしてしまったあとや、文書を保存して開き直したあとなど、状況によっては再変換がうまく動かないことがあります。

また、日本語入力によっては、再変換できるのが直前の文章だけだったり、特定のソフトでしか使えなかったりすることもあります。

再変換ができない文字や場面もありますか?

はい、再変換ができない場合もあります。

たとえば、文字を入力してから時間がたっていたり、別のソフトにコピーして貼り付けていたりすると、再変換の情報が残っていないことがあります。その場合は、再変換をしても反応しなかったり、思ったとおりの候補が出てこなかったりします。

また、日本語入力の種類によっては、再変換そのものに対応していない場合もあります。自分の環境で、どの範囲まで再変換が使えるかを一度確認しておくとよいでしょう。

これだけ覚えれば十分!おすすめキー操作3〜5選

ここまで、変換の基本的な流れや、文節の調整、再変換について説明してきました。「全部はとても覚えられない」と感じた方もいるかもしれません。

そこでこの章では、特におすすめのキー操作をいくつかにしぼって紹介します。まずはここに出てくる操作だけを意識して使ってみるところから始めてみてください。

おすすめのキー操作を、役割ごとに表にまとめると次のようになります。

キー操作の種類どんなときに使うか
基本の変換スペースキー → Enterキーひらがなを漢字やカタカナに変換して確定するとき
候補の移動スペースキーをくり返し押す、矢印キーで上下に動かす変換候補がたくさんあるときに、正しい候補を探すとき
変換の取り消しEscキー、無変換キー変換そのものをやめて、ひらがなに戻したいとき
文節の調整変換中に矢印キーなどで文節を動かす区切りを変えて、正しい漢字に変換しやすくしたいとき
再変換決まったキー操作で再変換を呼び出す決定したあとに、漢字を変えたいとき

ここに書いた例はあくまでイメージです。実際にどのキーを使うかは、日本語入力の種類や設定によって変わります。自分の環境に合わせて、使うキーを置きかえて考えてみてください。

キー操作を身につけるいちばんの近道は、「よく使う場面だけで練習すること」です。たとえば、次のようなやり方があります。

  • メールやチャットを書くとき、スペースキーとEnterキーだけは必ず使うように意識する
  • 変換候補を選ぶときに、マウスではなく矢印キーを使ってみる
  • 誤変換が出たときに、いったん文節を動かせないか試してみる

最初からたくさんのキー操作を覚えようとすると、混乱してしまうことがあります。まずは「これだけは使う」というキーを一つか二つ決めて、それを毎日くり返し使うようにすると、自然に指が覚えてくれます。

キー操作になれてきたら、キー操作の練習方法を紹介している記事なども参考にして、少しずつレパートリーを増やしていくとよいでしょう。

キー操作は一度にたくさん覚えるより、少しずつ覚えた方がいいですか?

はい、少しずつ覚える方が続けやすいです。

一度に多くのキー操作を覚えようとすると、「どの場面でどのキーを押せばよいか」が分からなくなり、結局どれも使わなくなってしまいがちです。

まずは一つのキー操作を選び、毎日それを意識して使ってみてください。たとえば、「変換候補を選ぶときは、かならず矢印キーを使う」と決めてみるなどです。

その操作に慣れてきたら、次のキー操作を一つだけ追加する、というように増やしていくと、あまり負担を感じずに身につけやすくなります。

思ったとおりに動かないときのチェックポイント

ここまで紹介してきたキー操作を試してみても、「説明どおりに動かない」「変換そのものができない」ということがあります。そのようなときは、次のような基本的なポイントを順番に確認してみてください。

  • 日本語入力がオンになっているかどうか
  • 半角と全角の状態がどうなっているか
  • 使っている日本語入力の種類
  • 入力しているソフトの種類

まず、日本語入力がオンになっていないと、いくらキーを押しても英数字のままになってしまいます。キーボードの上のランプや、画面の右下にあるアイコンなどで、日本語入力がオンかオフかを確認してみてください。

次に、半角と全角が混ざっていると、数字や記号の見た目がそろわず、思ったとおりに入力されていないように感じることがあります。半角と全角の違いを理解しておくと、このようなトラブルを減らしやすくなります。

また、Windowsの標準の日本語入力なのか、別の会社の日本語入力ソフトなのかによって、使えるキー操作が変わることがあります。同じキーを押しても人と説明が合わないときは、日本語入力の種類が違う可能性があります。

さらに、文字を入力しているソフト(メモ帳、ブラウザ、メールソフトなど)によって、キー操作の一部が使えないこともあります。別のソフトで同じ操作を試してみると、原因の切り分けに役立ちます。

それでもうまくいかない場合は、日本語入力の基本設定を見直してみると、原因が分かることがあります。設定画面のヘルプや説明も、あわせて確認してみてください。

キー操作が説明どおりに動かないとき、どこから確認すればよいですか?

まずは、「日本語入力がオンになっているかどうか」を確認するのがおすすめです。画面の表示やアイコンを見て、日本語入力がオフの状態になっていないかをチェックしてみてください。

次に、「いま使っている日本語入力の種類」と「入力しているソフト」を確認します。別のソフトで同じキー操作を試してみると、動きが変わる場合があります。

それでも原因が分からないときは、日本語入力の基本設定やヘルプを開いてみましょう。よくあるトラブルと対処方法がまとまっていることが多いので、自分の状況に近い説明を探してみてください。

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