【Excel】セルの色で数える・合計する!テーブルの集計行+色フィルター活用
- はじめに:色付きセルの「個数・合計」を手早く出す2つの考え方
- まず結論:最短は「テーブル+集計行+色フィルター」
- テーブルに変換する
- テーブルのスタイルを[なし]に設定する(見た目を崩さず機能だけ使う)
- テーブルに集計行を追加する(集計の土台を作る)
- 選択したセルの色でフィルターをかける(集計対象を絞る)
- 色付きセルの個数を求める(集計行で「個数」を選ぶ)
- 色付きセルの合計を求める(集計行で「合計」を選ぶ)
- 色フィルターの解除(元の表示に戻す)
- テーブルを使用しない場合の集計(SUBTOTALで対応)
- FAQ:よくあるつまずき・疑問
- 表をテーブルに変換すると何ができる?便利機能まとめ
- まとめ:色付きセル集計は「テーブルが最短」、非テーブルはSUBTOTALで代替
はじめに:色付きセルの「個数・合計」を手早く出す2つの考え方
セルを色で塗って「ここだけ数えたい」「ここだけ合計したい」と思ったとき、COUNTやSUMをそのまま使っても“色”は条件にできません。
なぜなら、通常の関数が判断できるのは「数値」「文字」「空白」「条件(値の比較)」などで、塗りつぶし色=見た目の情報は標準の条件として扱えないからです。
ただし、集計の考え方を変えれば簡単にできます。
ポイントは、色そのものを数えるのではなく、色で“表示する行”を絞って、表示分だけ集計することです。
- 最短ルート:テーブル機能の集計行+色フィルターで、表示されている行だけを集計する
- 代替ルート:テーブルを使わずに、抽出(フィルター)した状態でSUBTOTALで集計する
たとえば「赤=要確認」「黄=保留」のように色でステータス管理している表なら、赤だけ表示して個数・合計を確認するだけで集計が終わります。
この記事では、まず最短の「テーブル」手順をまとめて、その後に「テーブルを使わない」方法も紹介します。
どちらも“色で絞って、表示分だけ集計”という同じ考え方なので、一度覚えると応用しやすいです。
まず結論:最短は「テーブル+集計行+色フィルター」
先に結論だけ。
- テーブル:Excelの「テーブルとして書式設定」で作る“賢い表”。フィルターや集計行が使いやすい
- 集計行:テーブルの最下部に追加できる合計・平均・個数などの自動集計行
- フィルター:条件に合う行だけ表示する機能。色フィルターなら「セルの色」で絞り込める
この3つを使うと、色付きセルの個数・合計を一瞬で出せます。
さらに嬉しいのは、色を切り替えるだけで「赤の合計」「黄の合計」「緑の合計…」を同じ手順で確認できることです。
集計用の関数を作り直したり、別シートにコピーしたりしなくても、フィルターの切り替えだけで結果が更新されます。
迷ったら、まずはこの「テーブル+集計行+色フィルター」を試すのが最短です。うまくいけば、以降の集計が“作業”では
テーブルに変換する
手順
- 対象の表(見出し行+データ)をクリック
- [挿入]→[テーブル](または [ホーム]→[テーブルとして書式設定])
- 「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」にチェックが入っていることを確認してOK
コツ:見出し行がないとフィルターや集計が分かりにくいので、可能なら見出し行を用意します。
追加のコツ(作る前に知っておくと失敗しにくい)
- 表の途中に空白行・空白列があると、テーブル範囲が意図どおりに選ばれないことがあります。いったん表を「ひとかたまり」にしてから作るとスムーズです
- どこまでが表か迷う場合は、先にドラッグで範囲を選択してからテーブル化すると確実です
- ショートカットで作るなら、表内をクリックして
Ctrl + T(Macは⌘ + T)でもOKです - 作成後にテーブル名(例:Table1)を分かりやすい名前に変えると、後で管理しやすいです(例:売上一覧、請求一覧 など)
テーブルのサイズ変更と解除
- データが増減したら、テーブル右下のハンドルで範囲を広げられます
- きっちり範囲を指定したい場合は、[テーブルデザイン]→[テーブルのサイズ変更]から範囲を入力して調整できます
- テーブルをやめたい場合は、[テーブルデザイン]→[範囲に変換]で解除できます(見た目は残りますが、テーブル機能は外れます)
注意:範囲に変換すると、集計行・テーブルの自動拡張などは使えなくなります。元に戻す可能性があるなら、解除前にファイルを複製しておくと安心です。
自動拡張(オートコレクト設定)の確認ポイント
「テーブルを作ったのに、行を追加しても自動で広がらない」というときは、自動拡張(オートコレクト)の設定や入力の仕方が影響していることがあります。
- テーブルは通常、隣接行に入力すると自動的に範囲が広がります
- 自動で広がらない場合は、Excelの設定(オートコレクト関連)や入力位置が原因のことがあります
すぐ試せる切り分け(原因を早く見つける)
- テーブルの最終行の一番右のセルで Tabキー を押して次の行を作る(テーブル行として追加されやすい)
- テーブルの“すぐ下”に入力しているか確認する(間に空白行があると拡張しません)
- 列の途中に空白列が挟まっていないか確認する(表が分断されていると拡張が効きにくいです)
※ここは環境差が出やすいので、まずは「テーブルの末尾行のすぐ下に入力しているか」を確認すると解決しやすいです。
テーブルのスタイルを[なし]に設定する(見た目を崩さず機能だけ使う)
テーブルにするとデザインが変わるのが気になる場合は、スタイルを[なし]にします。
手順
- テーブル内をクリック
- [テーブルデザイン]→[テーブルスタイル]
- [なし](または限りなくシンプルなもの)を選ぶ
これで、見た目は普通の表のまま、テーブルの便利機能だけ使えます。
補足:見た目だけ戻して、機能は残すコツ
「スタイルを[なし]」にしても、テーブルであること自体は変わりません。つまり、次の機能はそのまま使えます。
- フィルター(色フィルター含む)
- 集計行
- 自動拡張
見た目と機能は分けて考えるのがポイントです。
それでも見た目が気になるとき(よくあるポイント)
- 交互に色が付く(縞模様になる)場合は、[テーブルデザイン]のオプション(例:行の縞模様)をOFFにすると落ち着きます
- 見出し行が強調されるのが気になる場合は、見出し行の強調表示をOFFにできることがあります
テーブルは「見た目を整える」より先に「集計・抽出をラクにする」ための機能です。まずはスタイルを最小にして“機能だけテーブル”で運用すると、導入のハードルが下がります。
テーブルに集計行を追加する(集計の土台を作る)
手順
- テーブル内をクリック
- [テーブルデザイン]→[集計行]にチェック
テーブルの一番下に「集計行」が追加され、列ごとに集計方法を選べるようになります。
補足:集計行でできること(よく使う項目)
集計行は、列ごとにプルダウンで集計方法を切り替えられます。たとえば次のような項目がよく使われます。
- 合計
- 平均
- 最大/最小
- 個数(空白以外)/数値の個数
つまずき回避(集計行がうまく使えないとき)
- 集計行が表示されない場合は、テーブル内をクリックしているか(テーブル外だと[テーブルデザイン]自体が出ません)
- 集計行は「列ごと」に設定するので、クリックするのは“集計したい列の一番下”のセルです
- 文字列の列で「合計」を選んでも意図どおりにならないことがあるので、数値列は数値として入力されているかも確認します
ポイント:ここで集計行を出しておくと、次に色でフィルターした瞬間に「表示分だけの個数・合計」がすぐ確認できるようになります。
選択したセルの色でフィルターをかける(集計対象を絞る)
色付きセルだけを集計したいので、まずは“表示行”を色で絞ります。ここでやっていることは、「集計したい色の行だけを画面に残す」という準備です。
手順
- 色が入っている列の見出しの▼(フィルター)をクリック
- [色フィルター]を選択
- 対象の色(セルの色)をクリック
これで、選んだ色の行だけが表示されます。
うまく絞れないときのチェック
- 「色フィルター」が見当たらない場合は、そもそもフィルターがONになっているか(テーブルなら自動、通常範囲なら[データ]→[フィルター]が必要)
- 「セルの色」ではなく「フォントの色」で色を付けていると、フィルターの選択肢が変わります(目的に合わせて選びます)
- 似た色でも“微妙に違う色”として登録されていると別色扱いになります(必要なら塗りつぶしを統一)
コツ:色が複数ある場合の進め方
- まず1色(例:赤)で絞って個数/合計を確認 → 次に別色(例:黄)に切り替える、の順番が確実です
- 色ごとの結果を残したいときは、フィルターを切り替える前に集計値をメモ、またはコピーして値貼り付けしておくと混乱しません
ポイント:このあと「集計行」やSUBTOTALで計算するのは、いま表示されている行だけです。なので、色フィルターがうまくできれば集計もほぼ成功です。
色付きセルの個数を求める(集計行で「個数」を選ぶ)
色フィルターで絞った状態で、集計行の設定を「個数」にするだけです。
手順
- 集計行のセル(数を出したい列の最下部)をクリック
- 表示される▼から [個数](または「数値の個数」など)を選ぶ
表示されている行だけを対象に個数が出ます。
うまく数えられないときのチェック
- 集計行で選んだ項目が「個数」ではなく「合計」など別の集計になっていないか
- 数えたい列が空白だらけになっていないか(空白が多い列は「個数」だと期待より少なく見えることがあります)
- フィルターが想定の色で絞れているか(似た色や微妙に違う色は別扱いになります)
使い方のコツ(結果を残したいとき)
- 色ごとの個数を順番に確認するなら、赤で絞る→個数をメモ→黄で絞る→個数をメモ、のように「色を切り替えて控える」だけで集計表が作れます
- 集計行の値はフィルター条件に連動して変わるので、必要ならコピー→値貼り付けで固定しておくと安心です
使い分けメモ:数字の入ったセル数を数えたい → 「数値の個数」/ 空白以外を数えたい(文字も含めて数えたい) → 「個数」。表の内容に合わせて選びます。
色付きセルの合計を求める(集計行で「合計」を選ぶ)
同じく、色フィルターで絞った状態のまま「合計」を選びます。
手順
- 集計行のセル(合計を出したい数値列の最下部)をクリック
- ▼から [合計]を選ぶ
これで、選んだ色の行だけの合計が表示されます。
うまく合計にならないときのチェック
- 合計したい列が「文字列」扱いになっていないか(数字が左寄せ・先頭にアポストロフィが入っている等)
- 合計行のプルダウンで「合計」ではなく別の集計(平均など)を選んでいないか
- フィルターが意図した色で絞れているか(色が似ていると別色として扱われることがあります)
使い方のコツ
- 合計を出したら、その値を別セルにコピーして値貼り付けしておくと、あとでフィルター色を切り替えても結果を残せます
- 「同じ色の合計を頻繁に見る」場合は、集計行の横にメモ欄を作り、赤=要確認、黄=保留、緑=完了のように“色の意味”と合計をセットで残すと管理が楽です
目安:まずは「色で絞る → 集計行で合計」まで一度通して成功させれば、以降は色を切り替えるだけで同じ手順が使えます。
色フィルターの解除(元の表示に戻す)
集計が終わったら表示を戻します。フィルターを解除しておくと、次に作業する人が「データが消えた?」と勘違いしにくくなります。
手順
- 見出しの▼をクリック → [フィルターをクリア](または「すべて表示」)
補足:解除前に確認しておくと便利なこと
- 集計結果を別セルにメモしておく(集計行の値はフィルターを変えると連動して変わるため)
- 「どの色で絞ったか」を残したい場合は、集計値と一緒に色名(例:赤・黄)や目的(例:要確認)も一言書く
ポイント:フィルター解除後に数値が変わっても慌てず、必要な結果は「メモ」か「値貼り付け」で残しておくと安全です。
テーブルを使用しない場合の集計(SUBTOTALで対応)
事情があってテーブル化したくない場合でも、フィルターで絞った表示状態を使えば、SUBTOTALで同様の集計ができます。
ポイントは、SUBTOTALが「非表示行を集計しない」性質を持つことです。
- フィルターで隠れた行は集計に入らない
- 逆に言うと、フィルターを解除すると集計結果も“全体”に戻る
コツ:集計結果を固定したい場合は、集計値をコピー→値貼り付けしておくと安心です。
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SUBTOTAL関数の集計方法(個数/合計の使い分け)
基本形:
=SUBTOTAL(集計方法, 範囲)
集計方法は“番号”で指定します(代表例)。
| 目的 | 例(よく使う番号) | ざっくり意味 |
|---|---|---|
| 合計 | 9 | SUM相当 |
| 個数(空白以外) | 3 | COUNTA相当 |
| 数値の個数 | 2 | COUNT相当 |
どの範囲を指定する?(迷いやすいポイント)
- できるだけ「集計したい列のデータ部分だけ」を指定します(見出しは含めない)
- 例:金額列がD2:D200なら、
=SUBTOTAL(9, D2:D200)
補足:同じ集計でも「100番台」の番号があり、より厳密に“非表示”の扱いを分けたい場合に使います。まずは上の代表番号で十分なケースが多いです。
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選択したセルの色でデータを抽出するには(フィルターで対象を絞る)
テーブルでなくても、通常のフィルターで「色フィルター」は使えます。
手順
- 表の見出し行を含めて範囲を選択
- [データ]→[フィルター]をON
- 見出しの▼ → [色フィルター]で対象の色を選ぶ
この状態で、集計セルにSUBTOTALを入れます。
- 合計:
=SUBTOTAL(9, 合計したい範囲) - 個数:
=SUBTOTAL(3, 数えたい範囲)
うまく抽出できないときのチェック
- 見出し行が途中で欠けていないか(列の途中に空白の見出しがあると、フィルターが崩れることがあります)
- 色が「セルの色」ではなく「フォントの色」になっていないか(色フィルターの選択肢が変わります)
- データ範囲が分断されていないか(空白列・空白行で表が途切れるとフィルター対象がズレやすいです)
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セルの色で並べ替え(複数キーも可)
「フィルターで絞る」ではなく、色ごとに並べて見やすくしたいなら「色で並べ替え」も便利です。
できること
- たとえば「赤を上に」「黄色を次に」など、色の順番で並べられる
- その状態で、必要な範囲だけを選んで集計(またはコピー)できる
- “同じ色の行が固まる”ので、目視チェックや確認作業がラクになる
手順(ざっくり)
- 並べ替えたい列の任意セルをクリック
- [データ]→[並べ替え]
- 「最優先されるキー」で対象列を選び、並べ替えの種類を「セルの色」にする
- 色の順番(赤→黄→…)を指定してOK
注意:並べ替えは“見た目の順番が変わる”操作です。元の順序が大事な表は慎重に。不安なら、並べ替え前に列を1つ追加して「通し番号」を振っておくと元に戻せます。
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[並べ替え]の[レベルの追加]で複数基準を並べ替える
色だけでなく、他の条件(例:日付→色→金額)など複数条件で整理したい場合は、[並べ替え]の設定画面で「レベルの追加」を使います。
- レベル1:日付(昇順)
- レベル2:セルの色(赤→黄→…)
- レベル3:金額(降順)
こうすると、業務で使いやすい順番に整えられます。
使いどころの例
- 「今月のデータ」→「要確認(赤)」→「金額が大きい順」のように、確認の優先順位を作りたい
- 担当者別に並べてから、色で状態(未処理/処理済み)を固めたい
FAQ:よくあるつまずき・疑問
条件付き書式の色は対象?
色フィルターは「見た目の色」で絞れるため、条件付き書式で色が付いている場合でも、状況によっては対象になります。
ただし環境や設定で挙動が変わることがあるので、一度フィルター候補にその色が出るかを確認するのが確実です。
追加で押さえておくと安心なのは次の2点です。
- 「セルの色」でフィルターできるか、「フォントの色」も混ざっていないか(列によって選択肢が変わることがあります)
- 期待した色が出ない場合は、いったんその列の任意セルを塗り直してみて、候補に出るかで切り分けできます
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色が複数あるときは?
色フィルターは基本的に「1色ずつ」が扱いやすいです。複数色を合算したい場合は、次のどれかが手堅いです。
- 色ごとに切り替えて数値(個数/合計)をメモして足す
- 色で並べ替えて、色のブロックごとに集計値を確認する
- 「最終的に必要なのは合計だけ」なら、色を決めて運用(例:対象=黄色)に寄せて色数を減らす
コツ:色が3色以上ある表は、まず「何を意味する色か」を軽く凡例にしておくと、後から集計する人も迷いません。
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集計行が出ない/フィルターが出ないときの確認点
まずは“テーブルとして認識されているか”を確認します。
- テーブル内をクリックしているか(テーブル外だと[テーブルデザイン]が出ません)
- 見出し行があるか(フィルターが分かりやすくなります)
- 途中に空白行・空白列がないか(表として認識されにくいことがあります)
加えて、よくある見落としは次の2つです。
- フィルターの▼が見えない場合、シートの表示倍率や列幅で隠れていることがあります(列幅を少し広げると出ることも)
- 集計行のプルダウンが出ない場合、クリックしているのが「集計行のセル」ではなく、すぐ上のデータセルになっていることがあります
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自動拡張が効かないときは?
テーブルは基本的に“隣接して入力”すると自動で広がります。効かないときは、まず次を確認します。
- テーブルの“すぐ下”に入力しているか(間に空行があると拡張しません)
- テーブル範囲が途中で途切れていないか(サイズ調整で解決することがあります)
それでも怪しい場合は、いったん次の方法でリセットできます。
- テーブルの最後のセルにカーソルを置いてからTabキーで次の行を作る(テーブル行として追加されやすい)
- [テーブルデザイン]で範囲を確認し、必要なら手動で1行だけ広げてから運用を続ける
表をテーブルに変換すると何ができる?便利機能まとめ
テーブル化のメリットは「色付きセル集計」だけではありません。
- 行を追加すると範囲が広がりやすい(自動拡張)
- 見出し行にフィルターが付き、抽出が速い
- 集計行で合計・平均・個数などがすぐ出る
- 列の計算式が自動で下まで入る(計算列)
ここをもう少し具体化すると、テーブルは「表を運用し続ける」ほど便利さが増していきます。たとえば、集計の前に行が増える/列が増えるのは日常茶飯事ですが、テーブルなら範囲を意識せずに作業できる場面が多いです。
- 範囲がズレにくい:新しいデータ行を追加しても、フィルターや集計の対象が追従しやすい
- フィルターが使いやすい:列ごとに抽出条件を素早く切り替えられ、色・値・文字などで整理しやすい
- 集計が“選ぶだけ”:集計行はプルダウンから合計/平均/個数などを切り替えられるので、試算が速い
- 計算列が自動で揃う:列に式を入れると、下の行まで同じ式が入りやすく、計算漏れが減る
さらに、表が長くなるほど効いてくるのが「見出しの固定感」です。スクロールしても列の意味が追いやすく、抽出や並べ替えの操作が迷子になりにくいのもメリットです。
「見た目は変えたくない」場合でも、スタイルを[なし]にすれば機能だけ活用できます。
まずは“機能だけテーブル”で運用して、慣れたら見た目(スタイル)を後から整える、という順番でもOKです。
まとめ:色付きセル集計は「テーブルが最短」、非テーブルはSUBTOTALで代替
- 最短で終わらせたい:テーブル化 → 集計行 → 色フィルター → 個数/合計
- テーブル化したくない:色フィルター → SUBTOTALで個数/合計
迷ったら、まずはテーブル手順で一度成功させるのが一番ラクです。「色で絞って、表示分だけ集計する」という考え方さえ押さえれば、個数でも合計でも同じ流れで再現できます。
一方で、社内ルールや既存ファイルの都合でテーブル化できない場合は、通常のフィルターで色を絞ってからSUBTOTALを使うのが現実的です。SUBTOTALはフィルターで隠れた行を集計から外せるので、色別の集計と相性が良いです。
最後に、運用のコツをまとめておきます。
- 色が複数ある場合は、1色ずつフィルターで切り替えて数値を控える(または色で並べ替えしてブロックごとに確認)
- 集計対象の列は「数値列/文字列列」で集計の種類が変わるので、個数(空白以外)と数値の個数を使い分ける
- よく使う表ほど、テーブル化しておくとフィルター・集計・追加行の扱いが楽になり、日々の集計が安定します