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Wordでページ番号の位置をずらす:ヘッダー外に置くかんたん設定

k.w
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Contents
  1. まず確認:ページ番号を「外」に出すときの注意点
  2. ヘッダーとフッターを表示して、今の状態を確認する
  3. 方法の選び方:手軽さと自由度で決める
  4. いちばん簡単:[ページの余白]からページ番号を入れる
  5. 自由に動かす:左右の余白にテキストボックスを置く
  6. テキストボックスに「自動のページ番号(フィールド)」を入れる
  7. ズレを防ぐ:書式設定(折り返し・位置固定・アンカー)だけ押さえる
  8. 仕上げ:ヘッダーとフッターを閉じて、全ページで確認する
  9. 応用1:縦向きと横向きが混ざる文書で位置をそろえる
  10. 応用2:文書の途中からページ番号を開始する(表紙の次から「1」など)
  11. 応用3:奇数偶数で別指定・奇数だけ連番などの考え方
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まず確認:ページ番号を「外」に出すときの注意点

Wordでページ番号を「ヘッダーの外」に置きたいときは、まず前提を押さえると迷いにくいです。ここで言う「外」は、ヘッダーやフッターの枠の外側に見せる、という意味です。

ただし、用紙の端に近すぎる場所は、プリンターやPDFの設定によっては印刷されないことがあります。これは印字できる範囲が決まっているためです。見た目で端に寄っていても、実際の出力で切れることがあるので注意してください。

また、ページ番号を置く場所を作る方法はいくつかあります。最初から細かい位置までこだわるより、文書の目的に合わせて方法を選ぶ方がです。

余白の外に置いたのに印刷されないのはなぜ?

多くの場合、原因は印字できる範囲の外に配置していることです。画面では見えていても、印刷やPDF出力では切れることがあります。

対策としては、ページ番号をほんの少し内側に寄せる、余白の設定を見直す、別のプリンターやPDF設定で試す、といった方法があります。

ヘッダーとフッターを表示して、今の状態を確認する

作業を始める前に、ページ番号がどこに入っているかを確認します。Wordではページ番号は多くの場合、ヘッダーかフッターに入っています。

ヘッダーやフッターを編集するには、ページの上部または下部をダブルクリックします。すると、本文とは別の編集状態になり、ヘッダーとフッターの範囲が分かるようになります。

すでにページ番号が入っている場合は、選択したときに枠や位置が見えるので、今の配置を確認しておくと後の比較が簡単です。比較できる状態にしておくのがポイントです。

ヘッダー/フッターを開けない(編集できない)ときは?

文書が保護されていたり、編集制限がかかっていたりすると、ヘッダーやフッターが編集できないことがあります。また、表示が「閲覧モード」になっている場合も操作しにくいです。

まずは編集可能な状態になっているかを確認し、必要なら編集制限を解除できる人に相談してください。

方法の選び方:手軽さと自由度で決める

ページ番号をヘッダーの外に見せる方法は、大きく分けると3つあります。どれが正解というより、手軽さと自由度で選ぶのがコツです。

1つ目は、Wordの機能で「ページの余白」にページ番号を入れる方法です。操作は簡単ですが、細かい位置調整は得意ではありません。

2つ目は、左右の余白にテキストボックスを置いて、その中にページ番号を入れる方法です。位置を自由に動かしやすく、端にそろえたいときに向きます。

3つ目は、図形を使って中にページ番号を入れる方法です。見た目を整えやすい一方で、設定が増えてズレやすいこともあります。ズレやすさも含めて考えると安心です。

方法手軽さ自由度ズレにくさ向く文書
ページの余白高い低い高い一般的な文書
テキストボックス中くらい高い中くらい端にそろえたい文書
図形低い高い低いデザインを重視する文書

結局どれが一番おすすめ?(迷ったときの決め方)

迷ったら、まずは「ページの余白」を試すのが安全です。細かく動かしたいと感じたら、テキストボックスへ切り替えるとスムーズです。

図形は見た目を整えたいときに便利ですが、ズレの対策が必要になります。慣れないうちはテキストボックスの方が扱いやすいことが多いです。

いちばん簡単:[ページの余白]からページ番号を入れる

「とにかく簡単に、ヘッダーの中ではない場所に見せたい」という場合は、ページの余白を使う方法が合います

Wordでは、ページ番号を「ヘッダー」や「フッター」以外に、余白の位置へ入れられることがあります。選べる位置は文書の設定やWordの版によって少し違います。

この方法の良い点は、整った位置に入りやすく、ズレが起きにくいことです。一方で、あとから数ミリ単位で動かすのは難しい場合があります。数ミリの調整が必要なら別の方法が向きます。

[ページの余白]で入れた番号は後から微調整できる?

大きく動かしたいときは難しいことがあります。余白に入れる方法は、決まった配置を使う仕組みだからです。

少しだけ見た目を変えたいなら、フォントやサイズを調整するのは可能です。位置を自由に動かしたいなら、テキストボックスの方法が向きます

自由に動かす:左右の余白にテキストボックスを置く

ページ番号を端にそろえたい、左右の余白にぴったり寄せたい、といった場合はテキストボックスが便利です。テキストボックスは、文字を入れるための箱です。

まずは、左右の余白にテキストボックスを挿入します。ヘッダーやフッターを編集している状態で作業すると、ページごとに同じ位置に配置しやすくなります。

テキストボックスを置いたら、サイズを小さめにし、ページ番号が入る分だけの幅にします。後でズレを防ぐためにも、最初に置き場所を決めておくのがポイントです。置き場所の基準をそろえると安定します。

余白に置いたのに途中でズレるのはなぜ?

よくある原因は、テキストボックスが本文の文字と一緒に動く設定になっていることです。編集の途中で行が増えたり減ったりすると、位置が変わることがあります。

対策としては、折り返しや位置固定の設定を見直します。次の章でまとめて説明します。

テキストボックスに「自動のページ番号(フィールド)」を入れる

テキストボックスを置いたら、その中にページ番号を入れます。ここで大事なのは、数字を手で打つのではなく、自動で増えるページ番号を入れることです。自動にしておくと後が楽です。

Wordでは、こうした自動の番号は「フィールド」と呼ばれます。フィールドを使うと、ページ数が増減しても番号が自動で更新されます。

テキストボックスの中をクリックしてカーソルを出し、ページ番号のフィールドを挿入します。挿入場所を間違えると、テキストボックスの外に入ってしまうことがあるので注意してください。注意して進めると失敗が減ります。

数字を打っただけだと何が困る?

手入力の数字は自動で増えません。ページの追加や削除をすると、番号がずれても気づきにくくなります。特にページを入れ替えたり、途中にページを足したりしたときは、どこからズレたのか追いかけるのが大変です。

さらに、見た目では正しそうに見えても、印刷してから間違いに気づくこともあります。あとで全部を直す手間が増えることもあるので、最初からフィールドを使う方が安心です。フィールドなら、ページ数が変わっても自動で更新されるため、作業のミスを減らしやすくなります。ミスを減らしたいなら特に有効です。

枠線と塗りつぶしを消して、番号だけにする

テキストボックスのままだと、枠線が見えることがあります。ページ番号だけを見せたいときは、枠線と塗りつぶしを消します

枠線が消えていないと、印刷したときに四角い線が出てしまうことがあります。塗りつぶしが残っていると、背景が白くなって本文にかぶることもあります。

仕上げとして、枠線はなし、塗りつぶしもなしにして、番号だけが自然に見える状態にします。自然に見えるかを確認すると安心です。

ズレを防ぐ:書式設定(折り返し・位置固定・アンカー)だけ押さえる

ページ番号をテキストボックスで置くときに困りやすいのが、編集の途中で位置が動くことです。ここでは細かい機能を全部覚えるより、3つだけ押さえると安定します。

1つ目は、折り返しの設定です。本文の文字との関係が変わると、テキストボックスが動いて見えることがあります。

2つ目は、位置固定です。ページ内の位置を固定することで、文章の増減に引っ張られにくくなります。

3つ目は、アンカーです。テキストボックスはどこかの段落にひも付いていることがあり、その段落が動くと一緒に動くことがあります。アンカーの位置を意識しておくとトラブルが減ります。トラブルを減らす意識が大切です。

編集したら急に位置が動く原因はどれ?

多いのは、折り返しの設定が本文に影響しているケースです。本文の文字と重ならないように自動で避ける動きになっていると、行数が変わっただけでも見た目の位置が変わることがあります。次に、アンカーが本文の途中に付いていて、段落の移動と一緒に動くケースがあります。アンカーは小さくて気づきにくいので、いつの間にか別の場所に付いていることもあります。アンカーは特に見落としやすいです。

位置固定を設定しても動くときは、アンカーがどこにあるかを見直すと改善することがあります。アンカーを動かしたくない段落に付け直す、ページの先頭付近など動きにくい場所に置く、といった考え方で調整すると安定しやすいです。見直すだけで直ることもあります。

テキストボックスと図形、どっちを選ぶ?(違いと使い分け)

テキストボックスは文字を入れるための箱で、ページ番号のように文字を見せたいときに向きます。図形はデザインを整えやすく、囲みや背景を付けたいときに便利です。

ただ、図形は設定が増えるぶん、慣れないとズレの原因が増えることもあります。ページ番号をシンプルに置きたいなら、テキストボックスの方が扱いやすいことが多いです。シンプルにしたいならテキストボックス寄りです。

仕上げ:ヘッダーとフッターを閉じて、全ページで確認する

設定ができたら、ヘッダーとフッターの編集を閉じて、文書全体を確認します。ページをスクロールして、番号の位置がそろっているかを見ます

特に確認したいのは、1ページ目だけ表示が違っていないか、奇数ページと偶数ページでズレがないか、余白の端で切れていないかです。

印刷プレビューやPDF出力で確認すると、画面では気づきにくいズレが見つかることがあります。印刷プレビューで見ると安心です。

1ページ目だけページ番号を消すには?

表紙を作るときなどは、1ページ目だけ番号を出さない設定が使われることがあります。見た目がすっきりしますし、提出用のレポートや資料でもよくある形です。表紙がある文書で役立ちます。

Wordには1ページ目だけヘッダーやフッターを別にする設定があるので、それを使うと整理しやすいです。この設定を使うと、2ページ目以降の番号はそのまま残しつつ、1ページ目だけ表示を変えられます。あとから表紙を追加した場合でも対応しやすいので、最初に覚えておくと便利です。にできる点がポイントです。

応用1:縦向きと横向きが混ざる文書で位置をそろえる

縦向きと横向きが混ざる文書では、ページ番号の位置がそろわないことがあります。これはページの向きが変わると、余白や本文の基準が変わるためです。向きの違いが原因になります。

この場合は、セクション区切りを使ってページの向きを分けて管理します。セクションを分けると、ページ番号の配置やヘッダーの設定を部分ごとに調整できます。

ただし、セクションを分けると「前と同じ設定を引き継ぐ」状態になっていることがあります。意図した通りに別設定にしたいときは、リンクの状態に注意します。リンクが鍵になります。

横向きページだけ番号がズレるときの基本対処は?

まずは横向きページが別のセクションになっているかを確認します。その上で、ヘッダーとフッターの設定が前のセクションとつながっていないかを見直します。

つながっている場合は、必要に応じてリンクを外し、横向きページ側で位置を調整します。外しどころを間違えないようにします。

応用2:文書の途中からページ番号を開始する(表紙の次から「1」など)

表紙や目次のあとからページ番号を付けたいときは、文書の途中でページ番号を開始します。こうした設定はよくある要望です。

基本は、区切りたい場所でセクションを分け、その後のセクションで開始番号を設定します。こうすることで、前半と後半でページ番号の扱いを変えられます。

途中から開始する場合は、前半にもページ番号が残っていないか、後半の番号が正しく始まっているかを確認します。正しく始まっているかが大事です。

途中から開始したら前半の番号を消したい

前半のセクションでページ番号を削除し、後半だけにフィールドを残すのが基本です。前半は表紙や目次に使うことが多いので、番号を出さない方が見た目も整いやすくなります。基本を押さえると迷いません。

そのとき、前後のセクションがリンクされたままだと、削除が連動してしまうことがあります。たとえば後半のページ番号まで一緒に消えてしまったり、逆に前半の設定が後半に引き継がれたりします。削除する前にリンクの状態を確認すると安心です。リンクを外してから作業すると、前半と後半を別々に管理しやすくなります。連動に注意します。

応用3:奇数偶数で別指定・奇数だけ連番などの考え方

印刷の都合で、奇数ページと偶数ページでページ番号の位置を変えたいことがあります。また、奇数ページだけに番号を振りたい、といった特殊な指定もあります。印刷の都合で必要になることがあります。

こうした設定は、まず奇数偶数でヘッダーとフッターを分ける仕組みを理解することが大切です。その上で、セクション区切りとリンクの解除を組み合わせて管理します。

さらに細かい指定では、フィールドの仕組みを使って表示のルールを変えることもあります。ただ、複雑になるほど動作の確認が重要になります。複雑なほど確認が大切です。

奇数偶数で位置を変える最短の流れは?

最初に奇数偶数で別設定を使える状態にし、次にヘッダーとフッターのリンクを必要に応じて調整します。その後で、奇数ページ側と偶数ページ側で位置をそろえます。ここで大切なのは、片方を整えたらもう片方も同じ基準で調整することです。たとえば、ページの端からの距離や、余白のどこを基準にしているかをそろえると、見た目が安定しやすくなります。基準をそろえるのがコツです。

最後に、印刷プレビューやPDF出力で、意図した通りに出ているかを確認します。画面表示ではそろって見えても、出力すると数ミリずれて見えることがあります。確認するときは、数ページだけでなく、文書の前半と後半もざっと見て、途中で設定が変わっていないかもチェックすると安心です。チェックを忘れないようにします。

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