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基本

スマホとタブレットの画面を傷つけない掃除・お手入れの基本

k.w
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スマホ画面をきれいに保つために知っておきたい基本

スマホやタブレットの画面は、毎日何度もさわる場所です。ほこりや皮脂がつきやすく、そのままにしておくと見えにくくなります。見た目がよくないだけでなく、細かい傷のきっかけになることもあります。

多くのスマホ画面は、ガラスの上にうすいコーティングが乗った作りになっています。このコーティングがあるおかげで、指すべりがなめらかになり、指紋もつきにくくなります。つまり、画面はガラスそのものではなく、「ガラス+コーティング」で守られているイメージです。

ここで大事なのは、コーティングはとても薄いということです。見た目では分かりませんが、強くこすったり、合わない薬品を使ったりすると、少しずつはがれてしまいます。はがれてしまうと、指ですべる感じが変わったり、汚れが落ちにくくなったりします。

また、画面には小さなほこりや砂もつきます。これらは一つ一つはとても小さいのですが、硬さは意外とあります。その状態で強くこすると、紙やすりのように働き、目に見えない細かい傷をつけてしまうことがあります。

スマホは毎日使う物なので、一度のそうじでいきなり大きな傷がつくとは限りません。けれども、「少し強くこする」を毎日くり返すと、だんだんダメージがたまっていきます。気づいたときには、画面がうっすら白くくもって見えることもあります。

こうした理由から、画面のそうじは「力を入れて一気にゴシゴシ」ではなく、「弱い力でていねいに、回数でカバーする」のが基本です。ていねいにそうじすることで、コーティングを長持ちさせつつ、見た目もきれいに保つことができます。

さらに、端末の種類によっては、保護フィルムや保護ガラスが貼られている場合もあります。この場合は、本体の画面ではなく、フィルムやガラスをそうじしていることになります。とはいえ、フィルムの表面にもコーティングがされている物が多いので、基本的な考え方は同じです。

まずは「画面はデリケートなコーティングで守られている」という前提を頭に入れておきましょう。この考え方を知っているだけで、「これはやらないほうがよさそうだな」と自分で判断しやすくなります。

スマホ画面はどうして強くこするとよくないのですか?

スマホ画面を強くこすると、表面のコーティングがはがれやすくなります。また、ほこりや砂がついたままこすると、細かい傷のもとになります。軽い力で、同じ場所を何度かやさしくふくほうが、画面を長くきれいに保ちやすくなります。

家にある道具でできる安全な画面のそうじ手順

ここでは、家にある物を使ってできる、基本的な画面のそうじ手順を紹介します。特別な道具がなくても、ポイントをおさえれば、十分にきれいにすることができます。

まず、準備として次のような物を用意します。

  • やわらかい布(マイクロファイバークロスがあれば理想的)
  • メガネ拭き(あれば)
  • きれいな水(少量)
  • ほこりを飛ばすためのブロワーがあればなおよい

難しい物は必要ありません。大事なのは、「毛羽立ちの少ない、やわらかい布を使うこと」と「水分をつけすぎないこと」です。

安全な基本の手順は、次のような流れです。

  • 1. 端末の電源を切る
  • 2. できればケースを外す
  • 3. 画面のほこりを軽く落とす
  • 4. からぶきでよごれをふき取る
  • 5. 落ちにくい皮脂は、少しだけ水を使ってふき取る
  • 6. 最後にもう一度からぶきする

まず、電源を切るのは、安全のためと、よごれが見えやすくなるためです。画面が真っ黒になるので、指紋の跡やうっすらついたよごれを見つけやすくなります。

つぎに、ケースを外せる場合は外しておきます。ふちの部分にたまったほこりを同時に落とすことができ、そうじの効率がよくなります。外せないケースの場合は、ふちのすき間に水が入りこまないように、あとで気をつけてふきましょう。

ほこりを落とすときは、強くこすらないことが大切です。ブロワーがあれば、やさしく風を当てて飛ばします。なければ、布でふく前に、軽く息をふきかけてほこりを動かし、ゴミがかたまりで残らないようにしておきます。

ほこりをある程度どかしたら、からぶきをします。やわらかい布やメガネ拭きを使い、画面を大きく円を描くように、軽くなでるように動かします。このとき、力を入れすぎないように意識します。何度か同じ方向に動かしていると、軽いよごれはこれだけで取れていきます。

それでも残る、指紋のあとや皮脂のよごれには、水を少しだけ使います。布の一部を、水道水で軽くぬらし、よくしぼってから使います。「ぬれているか分かるか分からないくらい」の状態が目安です。水がたれたり、画面に水たまりができたりするほど、たくさん付けてはいけません。

ぬれた部分で、よごれが気になるところを中心に、やさしくふきます。そのあと、ぬれていない部分の布で、同じところをもう一度なぞって、水分をふき取ります。画面に水滴が残っていないか、角や端のほうまで、よく確認しましょう。

最後に、全体をもう一度からぶきして終わりです。ここまで丁寧に行えば、特別な洗剤がなくても、ふだん使いで気になるよごれはかなり落とせます。

なお、水のかわりに、ぬるま湯を少し使う方法もあります。ただし、高温のお湯や、洗剤をまぜた水は使わないようにしましょう。端末の説明書に、特別な注意書きがある場合は、それを優先してください。

画面のお手入れ以外にも、スマホ操作をもっと楽にしたい場合は、スマホ用タッチペンを家にある物で工夫する方法も参考になります。

メガネ拭きでスマホ画面をふくのは大丈夫ですか?

メガネ拭きは、スマホ画面にも使える場合が多いです。やわらかい素材で、ほこりが出にくく、指紋も取りやすいからです。ただし、よごれたメガネ拭きをそのまま使うと、付着した砂やほこりで画面をこすることになります。ときどき洗ったり、状態を確認してから使うようにしましょう。

やってはいけない画面のそうじとよくあるNG例

ここからは、ついやってしまいがちな、画面そうじのNG例をまとめます。なんとなく習慣になっている人も多いので、「これはやめておこう」という目安にしてください。

よくあるNG例は、次のようなものです。

  • ティッシュで強くこすってよごれを取ろうとする
  • 服のすそやハンカチで、思いきりゴシゴシこする
  • アルコールの強いスプレーを、直接画面に吹きつける
  • 市販の洗剤を、画面用かどうか確かめずに使う
  • 水をたくさんつけて、びしょびしょの状態でふく

ティッシュは身近で便利ですが、紙の繊維が出やすく、画面にはあまり向いていません。特に、強くこすると、コーティングをけずりやすくなります。よごれが落ちたように見えても、細かい傷が少しずつ増えていくおそれがあります。

服のすそやハンカチも、素材によってはごわごわしていることがあります。外出先で急いでふきたくなる場面もありますが、砂ぼこりがついたままこすると、やはり傷の原因になります。できれば、専用のクロスやメガネ拭きを使うほうが安心です。

アルコールの強いスプレーや、家庭用の洗剤も注意が必要です。画面用と書かれていない物は、油よごれを落とす力が強すぎたり、コーティングに合わない成分が入っていたりする場合があります。長期的に使い続けると、画面がくもって見えたり、にじみが出たりすることがあります。

また、画面に向けて直接スプレーするのも避けたほうがよいでしょう。スピーカーの穴や、ボタンのすき間から、液体が内部にはいってしまうおそれがあるからです。どうしても使う場合は、いったん布に付けてから、画面をふくようにします。

水をたくさんつけてふくのも、同じ理由でおすすめできません。とくに、ふちの部分や、保護フィルムと画面のすき間に水が入りこむと、しみやにじみの原因になります。水を使うときは、布をよくしぼり、画面に水滴が残らない程度におさえましょう。

どうしても身近な物でざっとふきたいときは、「力を入れすぎないこと」と「長くゴシゴシ続けないこと」を意識するだけでも、ダメージを減らせます。とはいえ、習慣としては、専用クロスやメガネ拭きを1枚用意しておくのが安心です。

アルコール入りの画面クリーナーは使っても大丈夫ですか?

画面用として売られているアルコール入りクリーナーであれば、説明書にしたがって使う分には、一般的には大きな問題が起きにくいように作られています。ただし、端末メーカーがアルコールを使わないよう案内している場合もあります。その場合は、説明書や公式サイトの案内を優先し、心配なときは水ぶきを中心にした方法を選ぶとよいでしょう。

市販の画面クリーナーとクロスの選び方・使い方

家電量販店や100円ショップには、スマホやタブレットの画面用グッズがたくさん並んでいます。ここでは、よく見かけるタイプをざっくり分けて、その特徴を説明します。

よくある主なタイプは、次のとおりです。

  • スプレータイプの画面クリーナー
  • ウェットシートタイプのクリーナー
  • マイクロファイバークロス
  • メガネ拭きやクロス付きのセット

スプレータイプは、布に少量つけて使う物が多いです。ボトル1本あれば長く使えるので、家に複数の端末がある家庭に向いています。ただし、つけすぎると水分が多くなりやすいので、「布に一、二回シュッと吹きつける」くらいにおさえます。

ウェットシートタイプは、1枚ずつ取り出して使えるので、手軽さが魅力です。外出先でも使いやすく、パッケージのふたをしっかり閉めれば、しばらくはうるおいも保てます。ただし、長く置きっぱなしにすると中身が乾いてしまうので、こまめに状態を確認しましょう。

マイクロファイバークロスは、画面そうじの基本的な道具です。乾いた状態でもよごれを取りやすく、洗ってくり返し使える物が多いです。サイズの違いもあるので、スマホ用に小さめ、タブレット用に少し大きめなど、使いやすい大きさを選ぶとよいでしょう。

メガネ拭きやクロス付きのセットは、「クリーナー+クロス」が一緒になっているタイプです。何を買えばよいか迷う場合は、こうしたセットを1つ用意しておくと、すぐに使い始められます。

ここで、「よく使われる道具」の特徴を、かんたんな表にまとめます。

道具画面へのやさしさ手軽さおすすめ度
ティッシュ傷がつくおそれがあるいつでも使えるあまりおすすめしない
服のすそ素材によっては傷の原因手ぶらで使えるできれば避けたい
マイクロファイバークロスやわらかくて安心1枚用意すれば便利おすすめ

市販品を選ぶときは、パッケージの「用途」「対応機器」の表示をよく見ることが大切です。「スマートフォン」「タブレット」「液晶画面」といった表示がある物を選ぶと、相性の良い成分で作られている可能性が高くなります。

市販のクリーナーやクロスをえらぶときは、100均でそろうスマホまわりの便利グッズも見ておくと、コスパよく必要な物をそろえやすくなります。

使い方については、商品ごとの説明書も必ず確認しましょう。同じ「画面クリーナー」という名前でも、「直接ふきかけないでください」や「テレビには使えません」など、細かい注意が書かれていることがあります。

どんなクロスを1枚持っておくと便利ですか?

日常使いには、マイクロファイバークロスを1枚持っておくと便利です。やわらかく、からぶきでも指紋や軽いよごれが取りやすいためです。サイズは、スマホ全体を一度におおえるくらいの大きさがあると、画面だけでなく本体まわりもいっしょにふきやすくなります。

子どもがさわるスマホ・タブレットのお手入れのコツ

子どもがよくさわるスマホやタブレットは、よごれ方や使われ方が少しちがいます。食べ物をさわった手で画面にふれたり、外遊びのあとにそのまま使ったりすることも多いでしょう。

そのため、ふだんよりもこまめにそうじをすることがポイントになります。ただし、強い薬品で何度もふき取ると、画面のコーティングへの負担が大きくなります。やりすぎず、ほどよいバランスを意識することが大切です。

まず、画面そのものだけでなく、ケースや保護フィルムをうまく活用しましょう。保護フィルムがあれば、画面のコーティングを直接こする回数を減らせます。よごれがひどくなったり、傷が目立ってきたりしたときは、フィルムを交換することで、見た目も気分もすっきりします。

ケースは、落下やぶつけたときのダメージをやわらげてくれます。子どもは大人よりも手が小さく、端末を落としやすいことがあります。少し分厚めで、すべりにくい素材のケースを選ぶと、持ちやすくなり、落とす回数も減らせます。

お手入れの方法としては、これまで紹介した水ぶきとからぶきの手順が基本です。よごれが気になったときに、メガネ拭きやマイクロファイバークロスでこまめにふく習慣をつけるとよいでしょう。

また、端末のそうじだけでなく、子どもの手をこまめに洗ってもらうことも大切です。手がきれいであれば、画面もよごれにくくなります。外出から帰ったときや、食事の前後など、日常のタイミングで声をかけると、自然に続けやすくなります。

除菌について気になる場合は、端末メーカーや公的な機関が出している一般的な情報も参考にしてください。強い成分を使う前に、どの程度まで行うかを一度考えておくと安心です。

子ども用タブレットはどのくらいの間隔でそうじすればよいですか?

使う頻度にもよりますが、毎日さわるタブレットであれば、指紋やよごれが気になったときに、こまめにクロスでふく習慣をつけるとよいでしょう。水ぶきを含むていねいなそうじは、週に1回程度を目安にしつつ、よごれ具合を見ながら調整していくのがおすすめです。

きれいな画面を保つための習慣とチェックリスト

最後に、画面をきれいに保つための習慣を、時間の流れごとに整理します。一度に完璧を目指す必要はありません。できそうなところから、一つずつ取り入れてみてください。

毎日の習慣としては、次のようなことが挙げられます。

  • 指紋が気になったときに、クロスで軽くからぶきする
  • 食事中や料理中は、なるべく画面にさわらないよう意識する
  • 外出から帰ったあとに、手を洗ってから端末をさわる

週に1回くらいの習慣としては、次のようなことがあります。

  • 電源を切って、全体をていねいにからぶきする
  • 必要に応じて、水ぶきで皮脂よごれを軽く落とす
  • ケースのふちやボタンのまわりにたまったほこりをチェックする

ときどき見直したいポイントとしては、次が参考になります。

  • クロスのよごれが目立ってきたら、洗うか交換する
  • 保護フィルムの傷やはがれを確認し、気になる場合は張り替える
  • 画面そうじの方法が、端末の説明書と合っているか見直す

ここで、使ってよい道具と、注意したい道具を、簡単な表にまとめます。

道具おすすめ度注意点
マイクロファイバークロス高いよごれたまま使わない
メガネ拭き高い砂やほこりがついていないか確認する
ティッシュ低い強くこすらない、常用しない
キッチンペーパー低い素材によっては表面を傷つけやすい

最後に、今すぐ見直せるチェックリストをまとめます。思い当たるところがないか、さらっと確認してみてください。

  • 画面をティッシュや服のすそでこする習慣がないか
  • クロスやメガネ拭きが、長く洗わずに使いっぱなしになっていないか
  • アルコール入りのクリーナーを使うとき、端末の説明書を確認したか
  • 水ぶきのとき、画面に水滴が残ったままになっていないか
  • 子どもが使う端末のケースや保護フィルムが、傷だらけになっていないか

これらのポイントを少しずつ整えていくことで、画面をきれいに保ちやすくなります。むずかしい知識がなくても、「強くこすらない」「水分をつけすぎない」「専用クロスを1枚用意する」という三つを意識するだけでも、状態は大きく変わってきます。

動画を見る時間が長い方は、画面への負担を減らすために、自宅にある物で作るスマホスタンドのアイデアもあわせてチェックしてみてください。

忙しくても最低限ここだけは気をつけたほうがよい点はありますか?

忙しいときは、すべてを完璧にする必要はありません。最低限としては、ティッシュや服のすそで強くこすらないことと、専用のクロスを1枚用意しておくことを意識するとよいでしょう。指紋が気になったときに、そのクロスで軽くふくだけでも、画面の状態はかなり変わります。

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