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基本

サインインとログインは同じ?似た言葉の意味をすっきり整理

k.w
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用語のざっくり違い

最初に、よく出てくる言葉の関係をまとめます。どの言葉も「本人確認をする」「利用を終える」といった操作を指します。ただし、どの場面で使うか、歴史や背景で少し語感がちがいます。迷ったら、この章の表と、各章の詳しい説明をあわせて読んでください。

一覧表

用語おおまかな意味主な場面近い言葉反対操作
ログインWebやアプリでIDとパスワードなどを入れて使い始めるWebサービス、スマホアプリサインインログアウト、サインアウト
サインインログインとほぼ同じ。英語表記をそのまま使う場面で多いWebサービス、スマホアプリ、クラウドログインサインアウト、ログアウト
ログオンOSや社内ネットワークに接続して使い始めるWindows/UNIXのユーザー切替、社内ドメインログインログオフ
ログオフOSやネットワークから抜けて利用を終えるWindowsのユーザー操作ログアウト、サインアウトログオン、ログイン、サインイン
サインアウトサインイン(ログイン)を終えるWebサービス、クラウドログアウトサインイン、ログイン
ログアウトログインを終えるWebサービスサインアウトログイン、サインイン
サインアップ新しくアカウントを作る会員登録の最初の手続き新規登録、アカウント作成
ロック画面だけを一時的に閉じる。再開に本人確認が必要PCやスマホの画面、社内端末休止、スリープロック解除
シャットダウン電源を切って終了PC、サーバー終了電源投入、起動

この表はあくまで一般的な使い方の目安です。実際の用語は、画面に表示されているボタン名や、組織のマニュアルに合わせるのが安全です。後の章で、場面別の考え方をやさしく説明します。

ログインとサインイン

多くの人が日常で見るのは「ログイン」と「サインイン」です。どちらも、サービスを使うために本人であることを確かめる操作を指します。意味はほぼ同じで、画面上の表記が違うだけのことが多いです。

言葉の背景を簡単に整理します。「ログイン」は日本語のIT解説やWebで広く使われてきた表現です。「サインイン」は英語の Sign in をそのまま日本語にしたもので、海外のサービスやクラウド環境ではこちらが採用されることがあります。どちらの言葉を使っても、一般には同じ動作だと理解されます。

日常の例で考えてみます。SNSやメールのWeb画面に ID と パスワード を入れることは、画面が「ログイン」と書いていても「サインイン」と書いていても、操作の意味は同じです。入力方法が増えることもあります。ワンタイムコード、認証アプリ、顔や指紋などです。これらは「ログイン/サインイン」の一部として行われる補助的な確認です。

表記を統一したいときは、まず画面のボタン名に合わせます。社内の説明文やメール案内、ヘルプ記事なども、ユーザーが見るボタン名と同じ言葉を使うと、混乱が減ります。もし社内で別の表記を長く使っているなら、初出で「本記事では『サインイン(=ログイン)』の表記で統一します」のように補足するとわかりやすくなります。

また、ログインとサインインは「アカウント作成(サインアップ)」と区別します。サインアップは新しく利用者を登録する操作で、本人確認の方法や規約の同意などが含まれます。サインイン/ログインは、すでにあるアカウントを使い始める操作です。似ていますが、目的が異なります。

どちらを使えばいい?

基本の考え方はシンプルです。画面に表示された言葉が「サインイン」なら、案内やマニュアルも「サインイン」にそろえます。「ログイン」と表示されているなら、そのまま「ログイン」を使います。目的は、読む人が迷わないことです。

もし複数の画面やサービスが混在している場合は、最初に用語を一本化します。例として、次のような書き方があります。

  • 本ガイドでは「サインイン(=ログイン)」と表記します。
  • ボタン名は製品画面の表記を優先します。
  • 退出は「サインアウト(=ログアウト)」とします。

このように前置きしておけば、後の説明が読みやすくなります。文書内での言い換えが多いと混乱の原因になるため、同じ章では用語をできるだけ固定しましょう。

ログオンとログイン

「ログオン」は、主にOSや社内ネットワークに接続して使い始めるときの言葉として発展してきました。歴史的には、WindowsやUNIXなどの環境で、コンピュータ本体や社内のドメインに入る動作を「ログオン」と呼ぶ場面が多かったためです。

一方で、Webサービスやアプリでは「ログイン」が広く使われます。端末を起動してから、さらにWebブラウザでサービスを使う流れでは、「ログオン(端末やネットワークに入る)」と「ログイン(Webサービスに入る)」が連続して起きます。用語が分かれているのは、対象がちがうからです。

ただし、現在はOSやクラウドサービスが近づき、画面上の表記も変化しています。OSの世界でも「サインイン」を使う例があり、企業や製品によって言い方が異なることがあります。大切なのは、その環境で使われている公式の表記に合わせることです。

実務では、次のように考えると整理しやすくなります。

  • 端末や社内ネットワークに入る操作:ログオン と呼ばれることがある
  • Webやクラウドのサービスに入る操作:ログイン/サインイン と呼ばれることが多い
  • どちらの言葉も画面やマニュアルの表記に合わせる

企業ネットワークでの使い分け

会社や学校などのネットワークでは、用語は規程や管理方法に合わせられます。例として、社内ドメインに接続してからクラウドにアクセスする流れでは、次のように段階が分かれることがあります。

  1. 端末にログオンする(社内のユーザーとして入る)
  2. ブラウザやアプリでクラウドにサインインする(サービスを使い始める)
  3. 追加の確認を受ける(ワンタイムコードや承認など)

この流れでは、同じ本人確認でも対象が違います。1は社内の環境、2は外部サービスです。表記を統一する必要がある場合は、社内の用語集やヘルプの最初に説明を置くと、問い合わせが減ります。

ログオフ/サインアウト

利用を終えるときの言葉として「ログオフ」「サインアウト」「ログアウト」があります。どれも「使い終わって、本人の利用を終える」動作を意味します。画面上の表記や歴史的な背景で、言い方が変わるだけです。

終了操作にはいくつか種類があります。次の違いを知っておくと混乱が減ります。

  • ログオフ/サインアウト/ログアウト:そのユーザーとしての利用を終える
  • ロック:一時的に画面を閉じる。再開には本人確認が必要
  • スリープ/休止:省電力で待機する。アプリの状態は残る
  • シャットダウン:電源を切って完全に終了する

仕事の席を離れるとき、短時間ならロック、作業を終えるならログアウト(またはサインアウト)というように、目的に合わせて選びます。どれが必要かは、組織のルールや画面の表示によって変わります。まずは画面のボタン名と、身近なルールを確認しましょう。

似た言葉との違い

似ているけれど目的が違う言葉をもう一度まとめます。

  • ログアウト/サインアウト:サービスの利用を終える
  • ログオフ:OSや社内環境での利用を終える言い方として使われることがある
  • ロック:席を離れるときの一時的な保護。アプリは終了しないことが多い
  • シャットダウン:電源を切る。終了後は起動からやり直す

同じ場面でも、表示される言葉はサービスや端末によって異なります。紛らわしいときは、画面にあわせて説明文もそろえるのが一番わかりやすい方法です。

よくある質問

ここでは、短い答え→もう少し詳しい説明の順で書きます。

パスワードなしの「サインイン」とは?

短い答え:パスワードを使わず、別の方法で本人確認をするサインインのことです。たとえば、端末の顔や指紋、端末内の秘密情報、ワンタイムコード、端末の所有確認などを組み合わせて行います。

もう少し詳しく:パスワードなしのサインインでは、覚える文字列の代わりに、端末と人に結びついた情報を使います。顔や指紋は、端末の安全な場所で照合されます。外に生の情報が送られるわけではなく、照合の結果だけが使われます。ワンタイムコードは短時間だけ有効な数字で、別のアプリやメールで受け取る方式です。端末の所有確認では、同じ人のスマホで承認するなど、手元の機器を鍵として使います。

こうした方法は、使い方が簡単になることがあります。ただし、どの方式が利用できるかはサービスや端末によって異なります。設定や安全面の詳しい手順は、各サービスの案内や組織のルールを参照してください。

まとめ

用語の基本は次の三つです。ログイン/サインインは「入る」、ログアウト/サインアウトは「出る」、ログオン/ログオフは「OSや社内環境で使われることがある言い方」です。実際の表記は、画面とマニュアルに合わせて統一するのが読みやすく、混乱を減らします。

文書や説明を作るときは、最初に用語の方針を一行で示し、本文では同じ言葉を繰り返し使います。画面と違う言葉をまぜないことがポイントです。似た言葉の中身を理解しておくと、問い合わせの数が減り、案内も簡潔になります。

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