API (Application Programming Interface) について理解しよう！

APIとは「Application Programming Interface」の略で、アプリケーションが他のソフトウェアやサービスと情報をやり取りするためのインターフェースです。
プログラムやアプリケーションが互いに機能を利用し合うための「窓口」の役割を果たします。

APIの基本概念

APIは、ソフトウェア開発において非常に重要な役割を担っています。
例えば、あるWebサービスのデータを他のアプリケーションで利用したい場合、APIを通じてデータの送受信が行われます。
これにより、開発者は新たなプログラムをゼロから作成せずとも、既存の機能を組み合わせて効率的にシステムを構築することができます。

APIの種類

APIにはいくつかの種類がありますが、主に以下の三つが知られています。

• Web API: HTTPプロトコルを使用してWebサービスにアクセスするためのAPI。RESTやSOAPなどがあります。
• ライブラリベースのAPI: 特定のプログラム言語で書かれたライブラリを介して提供されるAPI。
• オペレーティングシステムのAPI: WindowsやLinuxなどのOSが提供するAPIで、システムレベルでの操作が可能です。

APIの利点

APIを利用することで、以下のような利点があります。

• 効率的な開発: 既存のサービスやデータを再利用できるため、開発時間とコストを削減できます。
• 拡張性の向上: 異なるアプリケーション間で機能を共有することが容易になるため、システムの拡張がスムーズに行えます。
• 保守性の向上: APIを介して機能を分離することで、コードの管理がしやすくなり、エラーの発見と修正が容易になります。

あるコンピュータプログラム（ソフトウェア）の機能や管理するデータなどを、外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約のこと。

IT用語辞典 e-Words