Microsoft Edgeの表示倍率が戻らないときに:サイト別ズームの解除と全体リセット方法
まず最短で直す:3分で戻すチェックリスト
表示倍率が崩れたときは、影響範囲を意識して「一番早く効く順」に試すと迷いません。
ここでは、細かい原因調査の前に“今すぐ見やすさを取り戻す”ための最短ルートだけを並べます。
ポイントは、まずはその場で効く操作(サイト別)→保存値の削除(再発防止)→全体の基準(既定ズーム)の順に進めることです。
最短ルート(1)Ctrl+0で既定に戻す(影響範囲:このサイトだけ)
いま開いているサイトだけを100%へ戻したいなら、まずCtrl+0(ゼロ)を押します。
「このタブだけ変」「このサイトだけ戻らない」と感じるときは、ほとんどがこの操作で一度は改善します。
押した直後に、右上のズーム表示(100%など)が変わるかも確認すると、操作が届いているか判断しやすいです。
Ctrl+0:そのサイトを100%に戻すCtrl++:拡大するCtrl+-:縮小する
※Ctrl++やCtrl+-が効くのにCtrl+0だけ効かない場合は、キー入力のミスではなく、フォーカスや拡張機能の影響が疑いどころです(後の章で対処します)。
ダメなら(2)サイト別ズーム一覧から削除(影響範囲:該当サイトだけ)
特定サイトだけ「何度戻してもまたズームする」場合は、サイト別に保存された倍率を削除します。
Ctrl+0で一度は100%になっても、保存値が残っていると別のタイミングで同じ倍率が復活することがあります。
この段階では“その場しのぎ”ではなく“再発しない状態”を作るイメージで、該当サイトの保存行を消します。
仕上げに(3)既定ズーム(全体)を100%へ(影響範囲:全サイト)
多くのサイトがまとめて拡大や縮小になっているなら、Edge全体の既定ズームを確認します。
全体の基準(デフォルト)を100%に戻すと、未設定のサイトや新しく開くページが一気に揃います。
「全サイトが大きい/小さい」だけでなく、「直したいサイト以外も微妙にズレている」ときの仕上げとして有効です。
ここで直らない場合は「それでも直らない」へ
上の3手順で直らないときは、Windows側や拡張機能などズーム以外の要因を切り分けます。
ズーム表示が100%なのに見た目が大きい場合は、フォント変更やスケーリングの可能性があるので、後半のチェックをそのまま順に試してください。
ズームが「戻らない」原因を切り分ける
同じ「表示が大きい」でも原因が違うと直し方が変わるので、最初に状況を整理します。ここでの目的は、いきなり設定をいじる前に「どこを直せば戻るのか」を短時間で見極めることです。
影響範囲の見分け:サイト別(このサイトだけ)/全体(既定ズーム)
1つのサイトだけ崩れるならサイト別ズーム、複数サイトで同じ倍率なら既定ズームの可能性が高いです。
判断のコツは、よく使う別サイト(検索、ニュース、社内ポータルなど)を2〜3個開いて比較することです。
- ある特定サイトだけ大きい/小さい → サイト別ズームが残っている可能性が高い
- どのサイトでも同じように大きい/小さい → 既定ズームやWindows側の表示設定の可能性が高い
タブだけ?ウィンドウ全体?(他アプリも拡大ならWindows側)
タブ単位で変わるのか、Edgeのウィンドウ全体で変わるのかも切り分けポイントです。タブを切り替えた瞬間に倍率がガラッと変わるなら「サイト別」、どのタブでも同じなら「既定ズーム」を疑いやすいです。
Edge以外のアプリも同じように拡大して見えるなら、ブラウザではなくWindowsの表示設定を疑います。
特に、外部モニターの接続・解像度変更・リモート接続の前後で発生した場合は、Windows側の拡大縮小(スケーリング)や拡大鏡が関係していることがあります。
プロファイル違い・InPrivate・同期で“設定が別物”になる
普段と違うプロファイルで開くとズームの保存先が変わるため、同じサイトでも倍率が一致しないことがあります。
「仕事用と私用でプロファイルを分けている」「家と会社で同期している」場合は、どのプロファイルで症状が出ているかを一度確認すると迷いません。
また、InPrivate(シークレット)では保存の扱いが通常と違うため、通常ウィンドウでは直ったのにInPrivateだけ戻らない、またはその逆、ということも起こります。
同期が有効だと、別端末で保存されたサイト別ズームが反映されて“戻ったように見える”ケースもあるので、直した直後にまた戻る場合は同期の影響も疑います。
まず試す基本ショートカット(Ctrl+0/Ctrl++/Ctrl+-)
操作が正しく反映されるかを確認するために、最初はショートカットで倍率を動かして反応を見ます。
Ctrl+0:100%に戻す(そのサイトだけ)Ctrl++/Ctrl+-:一時的に倍率を変えて反応を見る
ショートカットでズーム表示が動くなら、少なくともEdgeのズーム機能自体は生きています。逆に反応がない場合は、入力欄フォーカス、拡張機能、リモート環境など“キーが届かない理由”を先に潰すと早いです。
サイト別ズームをリセットする(このサイトだけ)
サイト別ズームは「そのサイトの表示倍率だけ」を覚える仕組みなので、個別に戻すのが最短です。特に「このサイトだけ大きい/小さい」「他のサイトは普通なのにここだけ戻らない」と感じる場合は、まずこの章の手順から試してください。
Ctrl+0(ゼロ)で既定に戻す(影響範囲:このサイトだけ)
ページを開いた状態でCtrl+0を押すと、そのサイトの倍率が100%へ戻ります。
いま困っているタブで押すのがポイントで、別タブで押しても「その別タブのサイト」が対象になります。
Ctrl+0を押したら、右上メニューのズーム表示が「100%」になっているかを確認します。
表示が100%になったのに体感が変わらない場合は、ズームではなくフォント変更やWindows側の拡大縮小が関係している可能性があるため、後半の「それでも直らない」も合わせて確認します。
Ctrl+0が効かないときの典型(入力欄フォーカス/拡張機能/配列違い)
文字入力中だとショートカットが効きにくいので、いったんページの何もない所をクリックしてから試します。たとえば検索ボックスやフォームにカーソルがあると、入力として扱われて反応しないことがあります。
日本語配列やノートPCではキーの位置が分かりにくいので、数字列の「0」を押しているかを確認します(テンキーの0ではなく、上段の数字キーが確実なことが多いです)。
また、Ctrlキーを押しながら0を押す順番がズレていると反応しないため、いったん両手でゆっくり押してみるのも有効です。
ショートカットを拡張機能が上書きしている場合は、拡張機能を一時停止して再確認します。
さらに、リモートデスクトップや仮想環境ではショートカットが別の場所に吸われることがあるので、その場合は次の「メニューから戻す」手順を使うと確実です。
「…」メニューのズームから100%に戻す(影響範囲:このサイトだけ)
キーボードが使いにくい場合は、右上の…メニューを開きズームを「100%」へ合わせます。メニューの+や-で調整できるので、まずは100%にぴったり戻し、その場で表示が改善するかを見ます。
メニューの+や-で調整したあとも、そのサイトには倍率が保存される点に注意します。
つまり「このサイトだけ100%に戻したい」なら、100%に合わせたあとにページを閉じても、次回そのサイトを開いたときに同じ倍率が適用されやすくなります。
逆に、意図せず倍率が保存されて困っている場合は、次章の「サイト別に保存された倍率を消す」まで進むのが根本対策です。
同じサイトなのにページで違う?(ドメイン・サブドメインの考え方)
example.comとsub.example.comのようにドメインが違うと、サイト別ズームが別管理になることがあります。
たとえば「ログイン前のトップは100%なのに、管理画面だけ125%」のような症状はサブドメイン違いが原因になりがちです。
wwwの有無やhttpsの違いでも別扱いになる場合があるので、アドレス欄の文字を見て一致させます。
同じサービスで複数のURLを行き来している場合は、ズームを直したいページのURL(www有無、サブドメイン、https)を揃えたうえでCtrl+0を試すと、狙った場所に効きやすくなります。
設定から“サイト別に保存された倍率”を消す
「戻しても再発する」症状は、サイト別に保存された倍率が残っていることが原因のケースが多いです。Ctrl+0でその場は直っても、保存値が生きていると別のタイミングで同じ倍率が復活することがあります。
ここでは、保存されている倍率そのものを一覧から削除して、根本原因を断つ手順をまとめます。
保存先の場所:… → 設定 → 外観 → ズーム(サイト別ズーム一覧)
Edge右上の…から設定を開き、外観のズーム付近にあるサイト別ズームの管理項目を探します。
一覧が見つかったら、そこに該当サイトの倍率が保存されているかを確認します。見つからない場合は、検索欄に「ズーム」や「zoom」と入れて近い項目へジャンプすると早いです。
また、複数プロファイルを使っている場合は「普段使っているプロファイルの設定画面」を開いているかも確認します。
一覧から該当サイトを削除してリセット(影響範囲:該当サイトだけ)
該当サイトの行を削除すると、そのサイトは次回から既定ズーム(通常は100%)で表示されます。これは「例外ルールを消してデフォルトに戻す」操作です。
削除後はページを再読み込みし、ズームが100%で固定されるかを確認します。
- すぐ反映されないときは、タブを閉じて開き直す
- それでも残るなら、同じサービスの別URL行が残っていないかを見る
- 直ったら、必要に応じて改めてそのサイトだけ倍率を設定し直す
どれを消す?URLの罠(www有無/サブドメイン/http・https)
同じサービスでもwwwやサブドメイン違いで複数行が並ぶことがあるので、実際に開いているURLと一致する行を消します。
特に次の違いは別行として保存されやすいので注意します。
www.example.comとexample.comsub.example.com(管理画面など)とexample.com(トップページ)httpとhttps- 国別ドメインや別ドメイン(例:
.comと.jp)
迷う場合は同じサービス名らしき行を一度すべて削除し、必要なら後で個別に倍率を設定し直します。削除→確認→必要分だけ再設定、の順にすると“消し漏れ”が減ります。
会社・学校PCで変えられない(ポリシー管理)の見分け方
設定項目がグレー表示で触れない、削除ボタンが出ない、変更しても元に戻る、といった場合は管理者ポリシーの可能性があります。
このケースでは個人の操作で直せないことがあるため、社内IT窓口に「サイト別ズームが固定される/設定が変更できない」旨を伝えて確認します。
全体のズーム(既定ズーム)をリセットする(全サイト)
多くのサイトが同じ倍率でズレる場合は、Edge全体の既定ズーム設定を戻すのが近道です。ここで直るのは「未設定のサイト」や「新しく開くページ」に広く効くタイプの調整です。
既定ズームを100%へ:… → 設定 → 外観 → ズーム(影響範囲:全サイト)
…→設定→外観で既定ズームを見つけ、まずは「100%」に合わせます。作業中のタブだけでなく、今後開くタブにも同じ倍率が適用されるため、全体の基準点を作るイメージです。
既定ズームを変えると新しく開くページや未設定のサイトに一括で反映されます。
- まずは100%に戻して「基準」を作る
- そのうえで必要なら110%や125%など、自分の見やすい倍率に調整する
- 例外にしたいサイトだけ、次の見出し(サイト別ズーム)で個別対応する
“全サイトに戻したのに一部だけ残る”の理由(サイト別保存が優先される)
サイト別ズームが保存されているサイトは既定ズームより優先されるため、そこだけ倍率が残ることがあります。
つまり、既定ズームは「デフォルト」、サイト別ズームは「例外ルール」です。例外が残っていると、全体を戻してもそのサイトだけ別倍率のままになります。
まとめて直す手順:既定ズーム→サイト別一覧削除(必要な分だけ)
全体の倍率を整えたあとに、残るサイトだけサイト別一覧から削除すると、最小の手間で揃えられます。
- 既定ズームを100%へ戻す(全体の基準を固定)
- まだ倍率が違うサイトを開いて、右上メニューのズーム表示が100%以外か確認
- 100%以外なら、そのサイトはサイト別ズームが残っている可能性が高い
- サイト別ズーム一覧から該当サイトを削除し、再読み込みで100%になるか確認
必要なサイトだけ残す/消すを繰り返すと、例外が整理されて「全サイトがバラバラ」を解消しやすくなります。
反映されないときの再起動ポイント(Edge再起動/PC再起動)
設定変更が反映されないと感じたら、いったんEdgeを完全に閉じて開き直し、それでもだめならPC再起動も試します。
特に複数ウィンドウを開いていると反映タイミングが分かりにくいので、いったんすべてのEdgeウィンドウを閉じてから開き直すのが確実です。
また、タブを復元する設定を使っている場合は、復元されたタブに古い状態が残って見えることがあるため、ズームが直ったかは新規タブでサイトを開いて確認すると判断しやすいです。
それでも直らない:ズーム以外の原因を軽い順に
ズーム設定が原因でない場合は、軽い確認から順番に潰すと安全に解決へ近づけます。ここは「ブラウザのズーム以外で見た目が変わる要因」をまとめてチェックするパートです。
Windowsの拡大鏡・ディスプレイの拡大縮小(スケーリング)を確認
Windows++で拡大鏡が起動していないかを確認し、起動していたら終了して表示が戻るか見ます。拡大鏡がONだと、Edgeだけでなく画面全体が拡大して「ズームが戻らない」ように見えることがあります。
ディスプレイの拡大縮小(例:125%)は全アプリに影響するため、最近変更していないかも確認します。外部モニターの付け外しや解像度変更のあとに、拡大縮小が意図せず変わることもあるので、直前に行った操作を思い出してみてください。
また、ブラウザ内のズーム表示が100%なのに文字だけ大きい場合は、Windows側の表示設定やフォントサイズが原因のことがあります。
拡張機能(拡大/リーダー/表示変更系)を一時停止して切り分け
拡張機能の中にはページ側の拡大縮小やフォント変更を行うものがあるので、疑わしいものを一時的にオフにします。特に「リーダーモード」「フォント置換」「UIカスタム」「アクセシビリティ」系は、サイトの見え方を大きく変えることがあります。
拡張機能をオフにした状態で同じサイトを開き、ズームが勝手に変わる症状が消えるかを確認します。切り分けのコツは、いきなり全部を消すのではなく「表示に関係しそうなものから」止めていくことです。
もし原因が拡張機能だった場合は、対象サイトだけ無効にできる設定があることも多いので、恒久対応としてはその設定を探します。
同期・プロファイルの影響(別プロファイルで再現するか)
別プロファイルで同じサイトを開いて再現しないなら、元プロファイルの設定や同期データが原因の可能性があります。逆に、別プロファイルでも同じなら端末側(Windows設定や共通の拡張機能)を疑いやすくなります。
同期を一時停止して挙動が変わるなら、同期経由で倍率が戻っているケースも疑えます。たとえば別PCで保存されたサイト別ズームが同期され、こちらでも同じ倍率が適用されることがあります。
InPrivateでは拡張機能の動作や保存の扱いが変わるため、通常ウィンドウとInPrivateの両方で同じ症状が出るかを見ると原因に当たりやすいです。
Edgeの設定リセットの判断基準(どの症状なら実施するか)
複数サイトで不自然な表示が続き、拡張機能やWindows側でも説明できない場合は設定リセットを検討します。たとえば、ズームだけでなく表示の崩れや挙動の違和感が重なっている場合は、設定の蓄積が原因になっていることがあります。
設定リセットはホームページなどが戻ることがあるため、影響範囲を理解したうえで実行します。実行前に、現在のホームページ設定や起動時のページ、よく使う拡張機能の状態をメモしておくと復旧が楽です。
リセット後はまず「既定ズーム100%」「サイト別ズーム一覧が空に近い状態」になっているかを確認し、必要な設定だけ段階的に戻して再発しないかを見ます。
最後の手段:新規プロファイル作成(症状がプロファイル依存なら有効)
新しいプロファイルで問題が起きないなら、元プロファイルの環境だけが壊れている可能性が高いです。これは最短で“環境要因かどうか”を判定できる手段でもあります。
移行する場合はブックマークやパスワードの扱いに注意し、必要なものだけ安全に引き継ぎます。いきなり全部を移すと原因まで一緒に持ってくることがあるため、最初は拡張機能を入れずに使い、問題が出ないことを確認してから必要な拡張機能を1つずつ追加するのがおすすめです。
会社・学校アカウントで運用している場合は、プロファイルの新規作成や同期の扱いが制限されることもあるので、そのときは管理者に確認してください。
よくある質問(FAQ)
最後に、表示倍率のトラブルでよく出る疑問をまとめて解消します。いまの症状に近い項目から順に試すと、最短で原因に当たりやすくなります。
Ctrl+0が効かないのはなぜ?(最短の原因チェック)
入力欄にカーソルがあると無反応になりやすいので、まずはページの余白をクリックしてフォーカスを外してから再度Ctrl+0を試します。
それでも反応が薄い場合は、Ctrl++やCtrl+-は動くか(キーボード入力自体が届いているか)を確認し、別サイトでも同じかを見ます。
勝手にズームが変わる/毎回ズームが固定されるのは?
まずはサイト別ズームが保存されているかを確認し、保存されているなら一覧から削除して再発するかを切り分けます。
次に、拡張機能がページ表示(拡大・フォント・レイアウト)を調整していないかを優先して確認し、表示変更系の拡張機能を一時停止した状態で症状が消えるかを見ます。
既定を125%にしたいが、特定サイトだけ100%にしたい
既定ズームを125%にして全体を見やすくしたうえで、例外にしたいサイトだけCtrl+0やメニュー操作で100%に戻し、サイト別ズームとして保存します。
あとから例外サイトを増減したいときは、サイト別ズーム一覧を見ながら「残す/消す」を調整すると管理しやすいです。
1つのサイトだけ毎回戻る(保存されない)ときは?
InPrivateで見ている場合は設定やズームが通常のウィンドウと別扱いになりやすいので、通常ウィンドウで同じ操作をして保存されるかを確認します。
また、サイトのデータ削除(閲覧データのクリア)や拡張機能の設定によって保存が妨げられている可能性もあるため、最近入れた拡張機能の無効化やデータ削除の設定を見直します。
スマホ版Edgeでも同じ?(PC版との違い・できる範囲)
スマホ版はPC版ほど細かいサイト別管理ができない場合があるため、まずはアプリ側の表示設定と拡大操作(ピンチ操作など)が効いているかを確認します。
端末側の表示サイズ(文字サイズや画面ズーム)が影響することもあるので、アプリだけで直らないときは端末設定も合わせて見直すと改善することがあります。