ExcelのRANDBETWEENで計算ドリルを作るコツ:見やすい表と印刷設定の基本
この記事でできること(結論→手順→注意の全体像)
ExcelのRANDBETWEEN関数を使って、計算(算数)ドリルを自動で作り、印刷して配布できる形まで仕上げます。
ドリルをゼロから作ろうとすると、数字を手で入力したり、罫線を何度も引き直したりして、思った以上に時間がかかります。
ランダム出題を使えば「問題を作る手間」を減らしつつ、同じ型で何枚でも作れるようになります。
この記事は「関数を入れたら終わり」ではなく、見やすい表の作り方と、印刷で崩れない設定、そして数字を固定する運用までを一つの流れで扱います。
作成中に数字が変わって混乱したり、印刷したらはみ出したり、といった“よくあるつまずき”も先回りで避けられるようにします。
まず結論:この方法で作れるドリルの形
1行に1問の足し算を並べ、左から「番号」「数」「記号」「数」「=」「答え(非表示も可)」の形で作れます。
最初は足し算を例にしますが、型ができれば引き算やかけ算にも同じ考え方で広げられます。
同じ型をコピーするだけで問題数を増やせるので、最初の1問を丁寧に作るほど後がラクになります。
配布用に見やすいレイアウトを先に整えることで、数字の範囲を変えるだけで「別難易度のプリント」も作りやすくなります。
作業の全手順(設計→生成→固定→印刷)
最初に用紙サイズと拡大縮小を決め、次に1問分のレイアウトを作り、RANDBETWEENで数字を出し、最後に値貼り付けで固定して印刷します。
この順番にしておくと、列幅や行の高さを「印刷でちょうどいい見た目」に合わせたまま、問題数だけを増やせます。
手順を逆にすると「レイアウトが崩れた」「印刷直前に数字が変わった」が起きやすいので、順番どおりが安全です。
特に印刷前の固定(値貼り付け)を最後に入れるだけで、配布後の答え合わせのズレをほぼ防げます。
先に注意:RANDBETWEENは「勝手に変わる」
RANDBETWEENは再計算が起きるたびに結果が変わる関数なので、印刷前に固定しないと同じプリントを再現できません。
作成中は便利でも、配布物としては「変わる」ことがリスクになるため、固定までをセットで覚えるのがポイントです。
「作成用シート」と「印刷用シート」を分けて、印刷用は値貼り付けで数字を固定するのが事故を防ぐ最短ルートです。
この運用にしておけば、同じプリントを後日追加で印刷しても内容が変わらず、保護者や先生側の管理もラクになります。
印刷で崩れないための事前設定(先に決める3点)
ドリル作りで一番の時間泥棒は、最後に印刷設定で迷って作り直すことです。
一度レイアウトを作ってから印刷設定を変えると、列幅や行の高さが微妙に変わり、罫線の見え方までズレることがあります。
そのズレを直す作業が積み重なると、関数よりもレイアウト調整の方に時間を取られてしまいます。
最初に「用紙サイズ」「向き」「拡大縮小」を決めておくと、列幅や行の高さを調整する基準がぶれません。
さらに、同じテンプレートを使い回すなら、ここを最初に固めておくことで「毎回ほぼ同じ見た目」で作れるようになります。
用紙サイズ・向き・拡大縮小(最重要3点)
用紙サイズはA4が無難で、家庭用プリンターや学校のコピー機でも扱いやすいです。
別のサイズ(B5など)を使う場合も、まずはA4で型を作ってからサイズを変えるより、最初から目的のサイズで作った方がズレが少なくなります。
向きは縦を基本にすると、子どもが机で扱いやすく、番号を上から下に追いやすいです。
横向きは「一度に問題数を増やしたい」ときに便利ですが、視線が左右に動きやすくなるので、学年や用途に合わせて選ぶのがポイントです。
拡大縮小は「実際のサイズ(100%)」か「幅1ページに合わせる」を先に決めると、後で文字が小さくなりすぎる失敗を減らせます。
基本は100%で見やすさを確保し、どうしてもはみ出すときだけ「幅1ページ」にする、と決めておくと判断が早くなります。
印刷範囲・余白・改ページの基本
印刷範囲は「ここだけ印刷したい領域」を固定する機能で、空白の列や行が含まれると意図せずページが増えます。
特に、右側に空白列があると「表は小さいのに2ページになる」原因になりやすいので、印刷範囲は表の端に合わせる意識が大切です。
余白は広すぎると問題数が減り、狭すぎるとプリンターの印字不可領域で切れるので、標準から少しだけ詰めるくらいが安全です。
余白を詰めるときは、上だけ・左右だけのように部分的に調整すると、切れやすい箇所を避けながら問題数を増やせます。
改ページは「この行から次ページ」という区切りで、問題数をページごとに一定にしたいときに役立ちます。
たとえば「1ページ20問」と決めるなら、改ページを固定しておくと、後で問題を追加してもページ分割が崩れにくくなります。
列幅・行の高さを“実寸”感覚で整えるコツ
ページレイアウトビューで調整すると、A4上での見え方を想像しやすくなります。
標準表示で調整するときは、最後にページレイアウトビューや印刷プレビューで確認し、想定より詰まっていないかを必ず見直します。
列幅は「数字が詰まらない幅」を基準にし、行の高さは「書き込みの余白」が確保できる高さにします。
目安として、子どもが筆圧の弱い鉛筆でも書けるように、行の高さは少し余裕を持たせると使いやすくなります。
同じドリルを何度も作るなら、列幅と行の高さを最初に決めたテンプレートを保存して使い回すと効率が上がります。
テンプレートを作るときは、罫線やフォントサイズも含めて固定しておくと、次回は数字の範囲を変えるだけで完成形まで持っていけます。
1問分のレイアウトを作る(コピーで増やせる「型」)
ここでは1問分を「型」として完成させ、後でコピーするだけで増やせる状態にします。
この「型」がブレていると、10問・20問に増やした瞬間にズレが目立ち、直す場所が増えてしまいます。
先に罫線と配置を決めておくと、関数を入れた後に崩れにくく、見た目の手直しが減ります。
また、ここで「数字はこの列」「記号はこの列」「答えはこの列」と役割を固定しておくと、値貼り付けで固定するときも迷いません。
タイトル行(学年・日付・名前欄)
プリントの上部に「タイトル」「日付」「名前」を置くと、配布後に管理しやすくなります。
授業や家庭学習で繰り返し使うなら、学年や単元名(例:1桁の足し算)を入れておくと、ファイルや紙を見返したときにすぐ判別できます。
タイトルは大きくしすぎると問題が減るので、読みやすい範囲で控えめにします。
名前欄は「長い入力枠」を作りたくなりますが、後でコピー運用をするなら、罫線で枠を作るだけでも十分なことが多いです。
数字枠(罫線・中央揃え・余白)
数字が入るセルは中央揃えにし、上下左右の余白が見える程度の列幅にします。
数字は右寄せの方が計算向きに見えることもありますが、ドリル用途では「パッと見で揃っている」ことが大事なので、まずは中央揃えが無難です。
罫線は最初に外枠を引き、次に内部の仕切りを引くと、線の太さやズレを揃えやすいです。
内側の罫線は薄め、外枠は少し太めにするなど、役割を分けると印刷後も見やすくなります。
数字枠は「2桁か3桁か」で必要幅が変わるので、想定する難易度に合わせて先に決めます。
あとから難易度を上げる可能性があるなら、最初から少し余裕を持たせておくと、作り直しを減らせます。
セル結合は使う?使わない?(判断基準)
セル結合は見た目を整えやすい一方で、コピーやオートフィルで詰まりやすい特徴があります。
結合セルが混ざると、行コピーや範囲選択のときに「選べない」「思った位置に貼れない」が起きやすいので、問題の行は結合なしが基本です。
結合を使うなら「タイトル行だけ」など範囲を限定し、問題の行は結合なしにすると安定します。
次の表は、よく使う場面での判断の目安です。
| 場面 | 結合を使う | 結合を避ける |
|---|---|---|
| タイトル行 | 中央に大きく見せたいとき | 後で列追加をよくするなら |
| 問題の行 | 基本は不要 | コピー量産を安定させたいとき |
| 名前欄 | 長い入力枠を作りたいとき | 罫線だけで表現できるなら |
番号と記号(+、=)の置き方
番号は左端に置き、子どもが上から順に解く流れを作ると扱いやすいです。
番号は「1、2、3…」と連番にしておくと、答え合わせで「何問目が間違いか」を指示しやすくなります。
記号(+、=)は数字の真ん中の高さに揃えると、視線移動が少なくなります。
記号の列は幅を取りすぎると全体がはみ出す原因になるので、見える最小限の幅にしておくと印刷が安定します。
答え欄は最初は作っておき、印刷時に非表示にする運用にすると、答えプリントも同時に作れます。
同じ型で「問題プリント」「答えプリント」を作り分けたいなら、答え列は最後にまとめておくと、列の非表示が簡単でミスが減ります。
RANDBETWEEN関数でランダム出題を作る(基本と事故対策)
ここからが自動生成の本体で、1問の中に2つのRANDBETWEENを入れて数字を作ります。
このセクションでは「どう入力するか」だけでなく、「なぜ勝手に変わるのか」と「どうすれば事故を防げるのか」まで押さえます。
ただし自動生成は便利な反面、再計算で数字が変わるので、固定までをセットで覚えるのが重要です。
作成用では気軽に更新できるようにして、印刷用では必ず固定する、という役割分担を前提にすると迷いが減ります。
RANDBETWEENの基本(下限・上限・再計算のタイミング)
RANDBETWEEN(下限,上限)は、その範囲の整数をランダムに返します。
たとえば1桁の足し算なら下限を0または1にして、上限を9にするのが分かりやすいです。
さらに「学年やレベルに合わせる」なら、下限を2にして極端に簡単な問題を減らす、上限を7にして繰り上がりを減らす、といった調整もできます。
再計算は「セルの編集」「保存」「計算の更新」などで起きることがあり、意図せず数字が入れ替わる原因になります。
見た目は同じでも中身が変わるので、作成中に答え合わせをしているときほど混乱しやすいです。
印刷の直前に変わると、配ったプリントと答えが一致しない事故になるので注意が必要です。
事故を防ぐコツは「印刷する直前に、値貼り付けで固定する」を手順として決め、毎回同じ順番で実行することです。
2つ目の数を作る(コピーと参照の考え方)
同じ行の別セルにもう一つRANDBETWEENを入れると、2つの数が独立して変わる問題が作れます。
片方だけ範囲を変えると、たとえば「小さい数+大きい数」のように、狙った難易度を作りやすくなります。
同じ式をコピーするだけでも動きますが、難易度を分けたい場合は上限や下限を変えるのが簡単です。
コピーで増やす前に「参照がずれていないか」を確認すると、後から一括修正せずに済みます。
特に答えの式が参照しているセルが、コピー後も同じ行の数字を指しているかは、最初の2〜3行だけでもチェックすると安心です。
答えセル(合計)を作る
答えのセルは、2つの数のセルを足すだけなので、一般的な足し算の式で作れます。
答えは印刷時に隠すこともあるので、数の列とは分けて「答え専用の列」として作っておくと扱いやすいです。
答えを別シートに持たせる運用にするなら、この段階で「答え用シート」にも同じ計算式を作ると効率的です。
答え用シートを作るときは、問題用と同じセル配置にしておくと、範囲コピーや値貼り付けがそのまま使えてミスが減ります。
ドリル用の答え欄は、後で非表示にする可能性があるので、列として独立させておくと扱いやすいです。
答え欄を列ごと隠せるようにしておけば、同じ固定済みシートから「問題プリント」と「答えプリント」を作り分けるのも簡単です。
問題数を増やす(崩れないコピー手順)
1問の型ができたら、同じ行をコピーして問題数を増やします。
この工程は作業自体は単純ですが、ここで一度でも崩れると直し方が分からなくなりやすいので、最初に「安全な増やし方」を決めておくのが大切です。
崩れる原因はだいたい「罫線」「配置」「参照」「結合」のどれかなので、順番に潰すと安定します。
コピー前チェックリスト(参照・罫線・配置)
コピーを始める前に、次の項目を一度だけ確認すると失敗が減ります。
- 数のセルが中央揃えで、フォントサイズが統一されている。
- 罫線が外枠と内側で揃っていて、太さが混在していない。
- 答えの式が正しいセル参照になっていて、ずらしても崩れない。
- 記号(+、=)の位置がそろっていて、列幅が不自然に広くなっていない。
- 結合セルが混ざっていないか、混ざっているなら「どこだけ結合するか」が決まっている。
ここを飛ばすと、20問作った後に見つかって全部直すことになりやすいです。
行コピーで問題数を増やす(最短手順)
完成した1行を選択し、必要な行数分だけ下にコピーすると、同じレイアウトの問題が一気に並びます。
コピーする前に、行全体(行番号の部分)で選択すると、罫線や高さのズレが起きにくくなります。
コピー後に、最上段と最下段だけを見て、罫線の抜けや参照のズレがないか確認します。
あわせて、途中の数行もざっと見て「数字が中央からずれていないか」「答えが空になっていないか」を確認すると安心です。
最後に行の高さが揃っているかを見て、ズレていたら行全体で高さを統一します。
行の高さは詰めすぎると書き込みにくくなるので、印刷後に鉛筆で書ける余白が残るかを意識します。
オートフィルが効かない時の3分類(設定/範囲/保護・結合)
オートフィルが思いどおりに動かないときは、原因を3つに分けると早く直せます。
「設定」が原因なら、Excelのオプションでフィル機能が無効になっていないか確認します。
また、ドラッグしたときに出るオートフィルオプションが「コピー」になっているかも、合わせて確認すると迷いにくいです。
「範囲」が原因なら、選択が途中で切れていたり、列全体ではなくセルだけを選んでいたりしないかを見直します。
特に、答えの列だけ選択が外れていると、式が増えずに空欄ができるので、行のまとまりで選択するのが安全です。
「保護・結合」が原因なら、シート保護や結合セルが混ざっていないかを確認し、必要なら結合を解除してから増やします。
結合を解除できない場合は、いったん行コピーで増やしてから、最後に見た目の微調整をする流れにすると作業が止まりにくいです。
印刷用シートを作る(値貼り付けで数字を固定)
ここが一番大事で、RANDBETWEENの「毎回変わる」を止めて、配布用を確定させます。
作成用をそのまま印刷すると、印刷の直前に数字が変わったり、答えと問題がズレたりする事故が起きやすいです。
そのため、作成用とは別に「印刷用シート」を作り、値として固定してから印刷するのが安全です。
ここを習慣にすると、同じプリントをあとから追加で刷るときも、内容が変わらず再現できます。
推奨の3シート構成(問題用/印刷用/答え用)
おすすめは「問題用(数式あり)」「印刷用(値のみ)」「答え用(値+答え表示)」の3シートです。
問題用は何度でも作り直せる作業場で、印刷用は配布するたびに固定して保存する場です。
答え用は先生や保護者が確認するための控えで、印刷用と同じ数字であることが重要です。
もし管理をさらにラクにしたいなら、印刷用シート名に日付や難易度(例:1〜9、10〜99)を入れておくと、あとから探しやすくなります。
値の貼り付けで“結果だけ”を残す
印刷用シートに、問題用の範囲をコピーして「値として貼り付け」を行うと、数式ではなく数字だけが残ります。
この操作をした瞬間に再計算の影響を受けなくなるので、印刷前の最後の工程として覚えると安心です。
貼り付ける範囲は、問題の数字だけでなく、記号(+、=)や番号なども含めておくと、見た目が完全に同じ形で固定できます。
固定できたかを確認するには、印刷用シートでいくつかのセルを選び、数式バーに「=RANDBETWEEN」などの式が残っていないかを見るのが確実です。
答えの列も同様に固定できますが、答えを隠したい場合は次の手順で表示を調整します。
答えを非表示にする(列を隠す/別シートに分ける)
答えを非表示にする一番簡単な方法は、答えの列を隠して印刷することです。
列を隠す方式は、印刷時だけ答えを消したいときに便利で、答えを出したいときは再表示すればすぐ戻せます。
別の方法として、答えは答え用シートにだけ置き、印刷用シートには答え列自体を作らない運用もできます。
こちらは「子どもに見せない答え」を徹底したいときに向いていて、答えプリントと問題プリントを別々に管理できます。
どちらでも良いですが、家庭学習で答え合わせを同じ紙でやるなら「別紙の答えプリント」を作ると使いやすいです。
答えプリントを作る場合も、答え用シートを値で固定しておくと、問題と答えのズレを確実に防げます。
印刷とレイアウトの最終確認(失敗パターン別Q&A)
最後に印刷プレビューで確認し、よくあるトラブルをその場で潰します。
この最終確認を飛ばすと、配布してから「読みにくい」「書き込めない」「答えがずれている」と気づくことがあり、作り直しの負担が一気に増えます。
ここでの確認を習慣にすると、毎回の微調整が減ってテンプレとして安定します。
印刷プレビューで見るべきポイント
まず1ページに収まっているかを確認し、はみ出している場合は拡大縮小の設定を見直します。
「幅1ページ」や「100%」のどちらを採用しているかで見た目が変わるので、ここは最初に決めた方針に合わせて固定します。
次に余白が極端に大きくないかを見て、問題数が少なくなっている場合は余白を少し詰めます。
余白を詰めるときは一気に最小にせず、標準から少しずつ調整すると、切れやすいプリンターでも安全です。
最後に罫線の途切れがないかを見て、境界線が薄い場合は罫線の太さを統一します。
罫線は画面で見えるのに印刷で薄くなることがあるので、外枠だけ少し太くするなど、印刷後の視認性を優先します。
ページ中央に印刷する設定
見栄えを整えたいときは、ページ中央(水平・垂直)を使うと、紙の真ん中に配置できます。
中央に寄せると余白が均等に見え、配布物としての印象が整いやすいです。
ただし中央寄せは、余白や印刷範囲が適切でないと期待どおりにならないので、次のQ&Aで原因を切り分けます。
中央寄せを使う前に、印刷範囲が「問題の表だけ」になっているかを確認しておくと、設定が効いているか判断しやすくなります。
Q&A:中央にならない/はみ出す/縮小されすぎる
「中央にならない」場合は、印刷範囲に余計な空白列が含まれていないかをまず疑います。
空白列が含まれると、見えない余白が増えて中央寄せがずれたように見えるので、印刷範囲を取り直すのが早道です。
「はみ出す」場合は、列幅が広すぎることが多いので、数字枠の幅を1〜2段階だけ詰めて再確認します。
それでもはみ出すときは、余白を詰めるか、拡大縮小を「幅1ページ」にして一度収め、そこから読みやすさを戻す順で調整すると迷いません。
「縮小されすぎる」場合は、拡大縮小が自動で小さくなっているので、幅1ページに合わせるか100%に戻して調整します。
縮小されすぎる状態で無理に問題数を詰め込むと、数字が読みにくく、書き込みスペースも減ります。
読みやすさを優先するなら、問題数を少し減らして2ページに分ける判断も有効です。
応用:難易度と種類を広げる(同じ仕組みで展開)
一度「型」と運用(作成用→印刷用の固定)ができると、RANDBETWEENの範囲や式を少し変えるだけで、別のドリルに横展開できます。
同じ見た目のまま中身だけを変えられるので、学年や単元に合わせたプリントを作るときに便利です。
ここでは「難易度調整」を中心に、引き算やかけ算への広げ方、そして運用の考え方まで押さえます。
難易度調整(範囲・桁数・問題数)
難易度は下限と上限を変えるだけで大きく変わり、たとえば10〜99にすれば2桁の足し算になります。
さらに段階を作りたいなら、片方を1桁、もう片方を2桁にするなど、範囲をずらすだけでも難しさが変わります。
繰り上がりを増やしたいなら下限を大きくし、繰り上がりを避けたいなら片方の上限を小さくするなど、範囲で調整できます。
繰り上がりを確実に出したい場合は、片方の下限を大きめにし、もう片方の下限も少し上げると狙いやすくなります。
逆に「まずは簡単に」としたい場合は、片方を0〜5のように狭くし、もう片方を1〜9にするなど、足しても10を超えにくい範囲にすると安心です。
問題数は行数を増やすだけですが、1ページに収めるなら行の高さとフォントサイズのバランスが重要です。
同じページ内で問題数を増やしたいときは、行の高さを詰めすぎないようにして、書き込みの余白が残るかを優先します。
引き算・かけ算に展開する考え方
引き算は「大きい数−小さい数」にすれば負の数を避けられるので、2つの数の範囲を工夫します。
たとえば大きい数を10〜99、小さい数を1〜9にすると、2桁−1桁の練習になり、答えが負になりにくいです。
引き算で繰り下がりを増やしたいなら、小さい数の下限を少し上げるなど、範囲の組み合わせで調整できます。
かけ算は九九の範囲なら1〜9を使うだけで良く、答え列の式を掛け算に変えるだけで成立します。
同じ型でも「2×1桁」「2×2桁」などに広げるなら、片方の範囲を10〜99にするだけで練習の幅が増えます。
どの種類でも「作成用で生成→印刷用に値固定」という運用は同じです。
「毎回変わる」と「固定する」の使い分け
練習用に何枚も作るなら作成用で毎回更新して良いですが、配布するなら印刷用で固定が必須です。
家庭学習で「毎日ちがう問題」を作りたい場合は、作成用を更新して印刷用に固定する流れを繰り返すと運用しやすいです。
同じ問題で繰り返しやりたい場合は、固定した印刷用シートを保存して再印刷します。
同じ型で難易度だけ変えるときは、印刷用シートの名前に範囲(例:1〜9、10〜99)を入れておくと、後から探しやすくなります。
よくある質問(FAQ)
最後に、作っている途中でよく出る疑問をまとめます。
手順どおりに作っていても、Excelの設定や操作の癖で「思ったとおりにならない」場面は出てきます。
ここを読めば「なぜそうなるのか」が分かり、作り直しの回数が減ります。
RANDBETWEENが更新されるタイミングは?
セルを編集したときや、計算の更新が走ったときに再計算されるので、結果が変わることがあります。
また、他のセルの編集やシート切り替えが引き金になって更新されることもあり、タイミングが読みにくいのが特徴です。
環境によっては保存や印刷の操作に伴って再計算が起きる場合もあるので、印刷前の固定が安全です。
もし「作成中に数字が変わって困る」なら、いったん作成用シートは触らず、印刷用シートだけを扱う運用に切り替えると安定します。
値貼り付けがうまくいかない(結果だけにしたい)
貼り付けの種類が通常の貼り付けだと数式が残るので、必ず「値」を選びます。
同じく、セルを右クリックして貼り付けアイコンから選ぶ場合も、「値」以外(書式や数式)を選ぶと固定になりません。
ショートカットや右クリックメニューで「値」だけを選べるように覚えておくと作業が速くなります。
貼り付け後に確認するコツは、印刷用シートのセルを選択して数式バーを見ることです。
数式が見えていたら固定できていないので、もう一度「値」で貼り付け直します。
罫線や配置が印刷でズレる
画面表示と印刷結果が違うときは、ページレイアウトビューで見ながら列幅と余白を調整すると揃えやすいです。
特に「拡大縮小」の設定が変わると、列幅や文字の見え方がまとめて変化するので、まず拡大縮小を確定してから微調整します。
罫線が薄い場合は、プリンターやコピーの濃度で消えることがあるので、外枠だけ少し太くするのも有効です。
また、細い罫線は印刷でかすれることがあるので、重要な区切りだけは同じ太さに統一すると見やすくなります。
数字が詰まって見える場合は、フォントサイズを1段階下げるより、列幅を少し広げる方が読みやすいことがあります。
それでも詰まるときは、中央揃えのまま左右の余白を確保できるように列幅を見直し、行の高さも少しだけ上げると書き込みやすくなります。