再編集できる形でも残す:モザイク画像の保存形式の選び方
写真にモザイク(ぼかし)を入れるとき、意外と迷うのが「保存」です。完成画像として書き出したいのか、あとからモザイクの位置や強さを調整できるように残したいのかで、選ぶ保存方法が変わります。
たとえば、ブログやSNSに載せるだけなら容量を抑えた書き出しが最優先になります。一方で「後日、隠したい範囲が変わった」「もう少し強く(弱く)したい」となったとき、完成画像しか残していないと最初からやり直しになりがちです。完成用と再編集用を分けて保存しておくだけで、こうした手戻りをかなり減らせます。
この記事では、ウェブアートデザイナーで写真の一部にモザイク(ぼかし)をかけて保存する手順を、
- まずは迷わず完成させる(モザイク → 書き出し)
- 「一部だけ」に確実に効果をかける
- Web掲載や共有に使える形で保存する
- そのうえで、再編集できる形でも残す(作業データの保存)
- モザイク範囲や強さを後から調整できるようにする
- 完成画像とは別に“編集状態”を保ったデータを残す
という順番でまとめます。
ウェブアートデザイナーの起動
まずはウェブアートデザイナーを起動します。頻繁に使うなら、起動を速くしておくのが地味に効きます。編集作業は「開く→選択→効果→保存」と細かい操作が続くので、最初の起動でつまずかないだけでもストレスが減ります。
また、作業中に一度閉じてしまってもすぐ再開できるようにしておくと、画像を確認しながらの微調整(モザイクの強さや範囲の見直し)にも向きます。特に複数枚を連続で処理する場合は、起動の時短がそのまま作業全体の時短になります。
タスクバーにピン留めして次回以降を時短
- スタートメニューから「ウェブアートデザイナー」を探して右クリック
- [その他]→[タスクバーにピン留めする](表示が異なる場合あり)
これで次回からタスクバーからワンクリックで起動できます。
さらに迷いを減らす小ワザ
- ピン留めしたアイコンは、使いやすい位置にドラッグして並び替える
- 右クリックで「最近使ったファイル」が出る場合は、直近の作業をそこから開くと早い
- 起動後は、最初に保存先のフォルダも決めておくと「保存場所どこだっけ」を防げます
写真を開く
編集したい写真を開きます。ここがスムーズだと、そのあとの「選択→効果→保存」も流れよく進みます。
- メニューから [ファイル]→[開く]
- または、対応している場合は画像ファイルをドラッグ&ドロップ
複数枚をまとめて処理したいときは、作業用フォルダを開いておき、ドラッグ&ドロップで順番に読み込むと手早いです。逆に、ファイルの場所が曖昧なときは、[開く]からフォルダをたどるほうが確実です。
開いた直後に確認しておくと安心なこと
- 画像が意図した向きで表示されているか(縦横が逆になっていないか)
- 画面に対して小さすぎないか(選択しやすい倍率にしてから作業するとミスが減る)
- 背景に余計な余白がないか(必要なら先にトリミングしておくと保存もきれい)
編集前にやっておくと安全なこと
- 元画像のコピーを作る(上書き事故の防止)
- 例:同じフォルダに「_backup」や「_orig」を付けて複製しておく
- 画像の向き・サイズを確認(必要なら最初に回転やトリミング)
- モザイク範囲を正確に取りたいなら、最初にサイズを整えておくと後でズレにくい
「とにかく急いで隠したい」場合でも、最低限コピーだけは作っておくと、あとからやり直しが効きます。
モザイクをかけたい部分だけを切り抜く
「写真の一部だけモザイクにしたい」場合、やり方としてはシンプルです。ただし、ここを雑にやると「モザイクの位置がズレる」「あとから直したいのに調整しづらい」が起きやすいので、**“切り抜き=下ごしらえ”**として丁寧に進めるのがコツです。
モザイクをかけたい部分を“別オブジェクト”にしてから効果をかける
これをやると、写真全体ではなく、狙った部分だけにモザイク(ぼかし)が乗ります。さらに「別オブジェクト」になっていると、
- モザイク範囲を後から広げたり狭めたりしやすい
- 強さだけを変えて再調整しやすい
- 元画像自体を傷つけにくい(やり直しが効く)
といったメリットがあります。
範囲選択後、ダブルクリックで切り抜き確定
-
- モザイクを入れたい範囲を範囲選択(四角形選択など)
- 選択範囲を調整(角をドラッグして微調整)
- 範囲が決まったらダブルクリックで切り抜き(選択部分を独立)
切り抜きができたら、いったん小さくドラッグしてみて「元画像とは別に動く」ことを確認しておくと安心です(独立していないと、次のモザイクが写真全体にかかる原因になります)。
範囲の決め方(失敗しにくい考え方)
範囲の取り方は、仕上がりの自然さと“隠し切れているか”の両方に影響します。迷ったら、次の基準で決めると失敗しづらいです。
- 顔や車のナンバーなど「確実に隠す」目的なら、対象より少し大きめに取る
- 端ギリギリだと輪郭が残りやすいので、少し余白を含めるのが安全
- 文字(住所・IDなど)なら、周辺の余白も含めて取ると読み取られにくい
- 1行全体を隠すのか、単語だけ隠すのかで範囲を決める(迷うなら行ごと)
- 境界が目立ちそうなら、後工程のモザイクで馴染むように、角を少し余裕をもたせる
- 背景が単色なら境界が目立ちやすいので、少し広め+モザイク強めが無難
- “後で直すかも”と思うなら、最初は広めに切り抜いておく
- 狭すぎると作り直しになりやすいので、調整前提なら広めがラク
うまく選べないときの対処
- クリックしても別の要素が選ばれる → いったん余計な選択を解除してからやり直す
- 細かい範囲が取りづらい → いったん大きめに切り抜いてから、あとで微調整
- ズレが気になる → 拡大表示してから選択する(細部の精度が上がります)
- 位置合わせが不安 → 切り抜いた直後に、少しドラッグしてみて「独立して動く」ことを確認してから次へ進む
- 同じ写真で複数箇所を隠したい → 1箇所ずつ切り抜いてモザイク、を繰り返すと管理しやすい(最後にまとめてグループ化)
- きっちり合わせたい → 一度モザイクを軽めにかけてから、境界の違和感を見て範囲を微調整すると決めやすい
- やり直しが増える → まず“隠すこと優先”で少し広めに切り抜き、仕上げで自然さを整える順番にすると手戻りが減ります
モザイク(ぼかし)効果を適用する
切り抜いて独立した部分に、モザイク(ぼかし)効果をかけます。ここは「隠したい情報がきちんと隠れるか」と「仕上がりが不自然にならないか」を同時に決める工程です。最初から完璧を狙うより、軽めに適用→見え方確認→必要なら調整の順で進めると失敗しづらいです。
効果パレットの基本操作
- 切り抜いたオブジェクトをクリックして選択
- 効果パレット(効果一覧)を開く
- モザイク/ぼかし系の効果を選んで適用
適用したら、表示倍率を変えて確認します。等倍だけだと「隠れているように見える」ことがあり、拡大すると文字や輪郭が読めてしまう場合があります。
- 等倍:全体の自然さ(境界が目立たないか)
- 拡大:隠したい情報が残っていないか
- 縮小:Web掲載時の見え方(モザイクが荒く見えすぎないか)
見え方の調整ポイント
モザイクの強さは「強すぎると不自然」「弱すぎると情報が読める」になりがちです。目的別に、基準を先に決めておくと迷いにくくなります。
- 文字や顔なら:**“読めない/特定できない”**が基準
- 文字は「読めない」だけでなく、フォントの形や並びから推測できない状態を目指す
- 顔は輪郭・目鼻立ちが分からないレベルが目安
- 背景の一部なら:周辺と馴染む程度に
- 目立たせたくない場合は、境界が不自然にならない強さを優先
プレビューを見ながら、必要なら一段階ずつ強さを上げ下げします。もし境界が気になるなら、
- 切り抜き範囲を少し広げる(端が残っていると目立ちやすい)
- 強さを上げる代わりに範囲を広げる(自然さを保ちつつ隠せる)
といった調整も有効です。
「一部だけに効かない」時のチェック
- 本当に切り抜いたオブジェクトを選択できているか
- 効果をかけたい対象が前面/背面のどちらにあるか(選択できていない可能性)
- いったん効果を解除してから再適用すると直るケースもあります
- モザイクをかけたいのに写真全体が変わる → 切り抜きが独立していない可能性があるので、切り抜き工程に戻って確認
- 効果が弱く見える/強すぎる → 表示倍率を変えて見え方を確認し、目的(隠す/馴染ませる)に合わせて再調整
仕上げに画像をグループ化して崩れを防ぐ
切り抜いたモザイク部分は、元画像と位置関係が重要です。ここでグループ化しておくと、
あとから移動や拡大縮小をしてもズレにくくなります。特に、保存前に全体の構図を少し整えたり、別の素材と一緒に配置したりするときは、モザイク部分だけが置き去りになる事故が起きやすいので、仕上げ前の固定としてグループ化が有効です。
- 元画像とモザイク部分をまとめて選択
- **[グループ化]**を実行
グループ化しておけば、ドラッグ移動や拡大縮小をしても「元画像とモザイクの相対位置」が保たれます。逆にグループ化しないままだと、ちょっとした操作でモザイクだけがずれ、隠したい部分が見えてしまうこともあります。
グループ解除(再調整したいとき)
グループ化は固定に便利ですが、調整したいときは一度解除してから直すのが確実です。
- 位置が少しズレた
- もう少し範囲を広げたい
- モザイクの強さを変えたい
- 複数箇所のモザイクを別々に微調整したい
こういうときは一度グループ解除して、切り抜きや効果を調整してから再グループ化します。調整後は、等倍と拡大の両方で「ずれていない」「隠し切れている」を確認してから保存に進むと安心です。
名前を付けて保存:用途別に“書き出し”を選ぶ
保存は「どこで使うか」で最適解が変わります。まずは「完成画像としてどう使うか」を決めてから、形式とサイズを選ぶと迷いません。逆に、用途を決めずに保存すると「容量が大きすぎた」「画質が落ちた」「相手が開けなかった」といったやり直しが増えがちです。
- Web掲載(ブログ/SNS):容量と見た目のバランス重視
- 読み込みが重くならないサイズにする
- SNSの表示幅に合わせて縮小しておくと見栄えが整う
- 送付(メール/チャット):相手が開きやすい形式とサイズ
- 送付先の制限(容量上限・対応形式)を意識する
- スマホで見られる前提なら、過度に大きい画像は避ける
- 印刷:解像度・画質重視
- Web向けの圧縮をかけすぎると印刷で荒れやすい
- 仕上げ前に一度プレビューで拡大確認しておく
- 再編集:編集状態を残す保存(作業データ)
- 完成画像とは別に残し、後からの調整に備える
ここではまず、完成画像の書き出しから進めます。書き出しで「配布・掲載に使える完成形」を作っておくと、その後に再編集が必要になっても、最終版の管理がしやすくなります。
Web用保存ウィザードでできること
Web用保存ウィザードは、主に次の調整がしやすい機能です。特に「容量と見た目のバランス」を取りたいときに便利で、何度も試しながら最適点を探せます。
- 画像サイズ(幅・高さ)
- 大きすぎる画像を適正サイズに縮小できる
- 圧縮(画質と容量のバランス)
- 容量を下げつつ、見た目の劣化が許容範囲か確認できる
- 出力形式(JPEG / PNG など)
- 写真向け・文字向けなど、用途に合わせて切り替えられる
[Web用保存ウィザード]手順(迷わない設定例つき)
- **[ファイル]→[Web用保存ウィザード]**を開く
- 出力形式を選ぶ(迷ったら後述の比較表)
- 用途に合わせてサイズと画質を調整
- プレビューで見た目を確認
- 保存先とファイル名を指定して保存
ここでのポイントは、いきなり「最高画質」で固定しないことです。まずは標準的な設定でプレビューし、
- 容量が大きすぎる → サイズを下げる/圧縮を少し強める
- 画質が気になる → 圧縮を弱める/形式を変える
という順番で微調整すると、短時間で落としどころが見つかります。
設定の目安
- ブログやSNS:横幅を適度に抑え、容量が大きすぎないように
- 表示サイズで見たときに不自然な粗さがないかをチェック
- 文字情報を隠す目的:拡大しても読めないか確認(不安なら強めに)
- 可能なら一度「保存した画像」を開き直して、拡大しても隠れているか最終確認
保存形式の比較表:迷ったらここで決める
完成画像として配布・掲載する場合、よく使うのは JPEG と PNG です。ここでは「写真を完成画像として保存する」ときに現実的に迷いやすい2択を、用途と失敗しやすいポイント込みで整理します。なお、環境によってはWebPなどの形式も選べますが、まずはJPEG/PNGを押さえておくと困りにくいです。
| 形式 | 向いている用途 | 長所 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| JPEG | 写真のWeb掲載、共有 | 容量を小さくしやすい | 圧縮で画質が落ちることがある(保存を繰り返すと劣化) |
| PNG | 文字や線が多い画像、劣化を避けたい保存 | 画質が劣化しにくい(可逆圧縮) | 写真だと容量が大きくなりやすい |
ざっくり選び方
- 容量を抑えて配りたい/載せたい(写真中心) → JPEG
- 目安として、Web掲載なら「見た目が気にならない範囲で容量を落とす」ほうが扱いやすい
- 劣化を避けたい/くっきり保ちたい(図や文字も含む) → PNG
- 文字やUIが混ざる画像は、PNGのほうが輪郭が保たれやすい
もう一段だけ具体化すると、こう考えると決めやすい
- **“保存回数が増えそう”**ならPNG寄り(再保存で劣化が積み重なりにくい)
- **“とにかく軽くしたい”**ならJPEG寄り(圧縮で容量を下げやすい)
- **“境界が目立つのが嫌”**なら、まずPNGで試してからJPEGに落とす(逆にすると劣化が見えやすい場合があります)
モザイク(ぼかし)を入れた箇所は、圧縮設定によっては境界が変に見えることがあります。プレビューで違和感が出るなら、
- JPEGの画質を少し上げる(容量が増えすぎない範囲で)
- PNGに切り替える(境界の破綻が減りやすい)
- それでも境界が気になる → 切り抜き範囲を少し広げる/モザイク強さを微調整
で改善しやすいです。最後は「保存した画像」を開き直して、等倍と拡大の両方で“隠し切れているか”を確認しておくと安心です。
再編集できるファイルとして残すには
ここでいう「再編集できる」は、完成画像(JPEG/PNG)を編集できるという意味ではなく、
切り抜き位置や効果など、編集状態を保ったまま開き直せる
という意味です。
完成画像(JPEG/PNG)は、基本的に「完成品」として扱う前提のデータです。あとから修正するとしても、すでに1枚に焼き込まれているので、
- モザイク範囲だけ動かしたい
- 強さだけを変えたい
- 隠す対象が増えた/減った
といった変更があると、作り直しに近い手間が発生しがちです。そこで、編集状態を残した“作業データ”を別に持っておくのがポイントになります。
おすすめ運用:完成画像+作業データの2本立て
- 配布・掲載用:JPEG/PNGで書き出し(誰にでも開ける完成品)
- 再編集用:ウェブアートデザイナーの作業データ(編集状態を保持できる形式)で保存(やり直しの土台)
こうしておくと、
- 送る・載せる用は軽くて扱いやすい(相手や環境を選ばない)
- 直したいときは作業データからやり直せる(切り抜きや効果の調整がそのまま残る)
という分業ができます。
「完成画像は軽く」「作業データは後からの保険」と考えると分かりやすいです。たとえば、納品後に「ナンバーだけもう少し強くしてほしい」「住所の行も追加で隠してほしい」と言われても、作業データが残っていれば数分で対応できます。
再編集用保存のコツ
- ファイル名に「_edit」などを付けて区別する(例:mosaic_edit / mosaic_final)
- さらに「用途」や「日付」を入れると探しやすい(例:mosaic_2026-01-04_edit)
- 作業データは上書きせず世代管理すると安心(edit_v1 / edit_v2 など)
- 変更を戻したくなったときに、1つ前の状態へすぐ戻せる
- 完成画像も同じく世代を分けると混乱しにくい(final_v1 / final_v2)
- フォルダを分けて保存すると事故が減る
- 例:
01_edit(作業データ)と02_export(JPEG/PNG)
- 例:
この2本立てを習慣にしておくと、モザイク加工の「保存で迷う」「後から困る」をかなり防げます。
代替手段:手軽にモザイクしたい/数値で調整したい場合
「ウェブアートデザイナーが手元にない」「もっと手軽にやりたい」なら、用途別に次の選択肢もあります。ここでは“代替”として紹介していますが、状況によっては最短で目的を達成できることも多いです。
特に、
- とりあえず共有用に隠せればOK
- その場でスクショを撮ってすぐ送る必要がある
- 高機能より手順の少なさを優先したい
という場合は、下の方法のほうが早く終わります。
写真にモザイク(ぼかし)をかけるならペイントで
ペイントは「手順が少なく、とにかく早い」のが強みです。
- ざっくり隠したい
- すぐ終わらせたい
- 画面に写り込んだ個人情報を一瞬で消したい
ときに便利です。
使いどころの目安
- ナンバーや住所など、**“読めなければOK”**な情報隠し
- 1枚だけ・数枚だけの軽作業
逆に、境界をきれいに馴染ませたい・複数の要素を丁寧に処理したい場合は、ウェブアートデザイナーのほうが向きます。
ペイントのモザイク(ぼかし)を数値で設定するには
ペイントは「モザイクの強さ」を数値で直接指定できないことが多いので、拡大縮小を使った“疑似モザイク”など、手順を固定して再現性を持たせる考え方が有効です。
再現性を上げるコツ(考え方)
- どれくらい荒くしたいかを「倍率」で決める(例:縮小→拡大の比率を固定する)
- 同じ条件で作業できるように、毎回同じ手順で処理する
こうすると「前回と同じ強さでモザイクをかけたい」というときでも、感覚頼りになりにくくなります。
Microsoft フォトの[背景のぼかし・削除・置換]の使い方
人物の背景など、範囲を自動で切ってぼかしたい用途に向きます。手作業の範囲選択が苦手でも、まず“それっぽく”仕上げられるのがメリットです。
向いているケース
- 人物写真で、背景に写り込んだ情報をざっくり目立たなくしたい
- 背景を自然にぼかして、主役だけを強調したい
注意点
- 自動判定なので、境界(髪の毛や細い部分)が甘くなることがある
- 「特定の文字だけ」「小さなナンバーだけ」などピンポイントな隠し方は、手作業のほうが確実
仕上げで不安が残る場合は、フォトで大まかに処理 → 重要箇所だけウェブアートデザイナーで調整、という組み合わせもできます。
スクショ後そのままモザイク:Edgeの[画面領域のキャプチャ]
「今見えている画面の一部を隠して共有したい」なら、スクリーンショットからその場で加工できる機能が時短になります。
便利なシーン
- ブラウザで開いている画面(申込画面、管理画面、地図など)を、そのまま共有したい
- 送る前に、ID・メール・住所などをその場で隠してから保存したい
使うときのコツ
- 「隠す」ことが目的なら、加工後に一度拡大して“読めない”状態か確認する
- 送付用にするなら、保存形式やファイル名を整えておくと後で探しやすい(例:edge_capture_mosaic など)
急ぎの共有にはEdgeが最速、丁寧な仕上げや再編集前提ならウェブアートデザイナー、というふうに使い分けると迷いません。
よくある失敗と対処(ミニFAQ)
範囲選択がうまくいかない
- 拡大表示してから選択する
- いったん大きめに切り抜いて、あとで整える
- 選択の前に表示倍率を上げ、スクロールではなくドラッグで位置を微調整する
- 角がズレやすいときは、まず“広めに取ってから”仕上げで狭める(最初からピッタリ狙わない)
- どうしても狙いづらい場合は、切り抜きを分割して段階的に行う(1回で完璧にしようとしない)
モザイクが一部だけにかからない
- 切り抜いたオブジェクトを選択できているか確認
- 前面/背面の関係で選択できていない可能性を疑う
- 切り抜きが独立しているか、少しドラッグして“別に動く”ことをチェックする
- 効果をいったん解除してから、対象を選び直して再適用する(選択ミスの切り分け)
- 複数箇所をまとめて処理しているなら、1箇所ずつ選択→効果適用で確認しながら進める
保存後に画質が落ちた/容量が大きい
- JPEGの画質設定を調整し、プレビューで確認
- PNGは写真だと容量が増えやすいので用途に応じて使い分け
- JPEGでブロックノイズが目立つなら、画質を上げるか、PNGで一度試して比較する
- Web掲載なら、サイズ(横幅)を下げるほうが効果的なことが多い(容量が一気に減る)
- 送付先に容量制限がある場合は、保存前にファイルサイズを確認し、必要なら再書き出しする
再編集しようとしたら崩れた
- 完成画像(JPEG/PNG)しか残していないと再編集は難しい
- 作業データ(編集状態を保持できる形式)も一緒に保存しておく
- グループ化していないと位置がズレやすいので、再編集前提ならグループ化してから保存する
- ファイル名やフォルダが混在していると“完成版を編集してしまう”事故が起きやすいので、edit/exportを分ける
- 直したい内容が多い場合は、作業データを複製してから編集する(元に戻れるようにしておく)
以上で、モザイク(ぼかし)加工から、用途別の保存と「再編集できる残し方」までの流れは完成です。最後にもう一度だけ、チェックの順番を押さえておくと安心です。
- 隠したい部分が“読めない/特定できない”状態か(拡大して確認)
- モザイク範囲がズレていないか(等倍で自然さを確認)
- 配布・掲載用(JPEG/PNG)と再編集用(作業データ)を両方保存できたか
次回以降は、作業データから開き直してモザイク範囲や強さを調整し、必要に応じて再度書き出すだけで済みます。運用を「2本立て(edit+export)」にしておけば、急な修正依頼や追加の隠し作業が出ても対応がラクになります。