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Windowsが起動しない原因がmsconfigだった時の対処|最大メモリ設定の解除ガイド

k.w
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msconfigの「最大メモリ」を触ったあとに、Windowsが突然起動しなくなったり、再起動を繰り返したり、ブルースクリーン(例:BAD_SYSTEM_CONFIG_INFO)が表示されたりすると、多くの人が強い不安を感じます。とくに、直前まで普通に使えていたPCほど「何が起きたのかわからない」状態になりやすく、原因の切り分けが難しくなりがちです。

ただ、このトラブルは「メモリを増やして動作を軽くしたい」という意図とは逆に、実際にはメモリ使用量の上限を厳しく制限してしまったことが原因になっているケースが少なくありません。設定値が環境に合わないと、Windowsが起動時に必要な構成情報を正しく読み込めず、結果として起動不能や起動ループ、ブルースクリーンにつながることがあります。

幸い、この状態はハードウェア故障とは限らず、設定ミスが原因であれば回復できる可能性があります。msconfigの画面が開けない状況でも、回復環境から起動設定を元に戻すことで、通常どおり起動できるようになるケースは珍しくありません。

この記事では、回復環境(WinRE)またはインストールUSB(回復ドライブ)からコマンドプロンプトを開き、最大メモリの制限を解除してWindowsの起動を戻すまでの手順を、背景や注意点も含めて順を追って解説します。

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まずはここだけ:最短復旧ルート(やること3つ)

最初に、いちばん短い道筋だけを押さえます。細かい理由はあとで説明するので、まずは復旧の全体像をつかんでください。
ここでの目的は「いまの状態で最短で何をすればいいか」を迷わず決めることです。細部に入る前に、まず“どの入口からコマンドを打つか”だけ決めてしまうと、手順が一気に進めやすくなります。

  • 自動修復画面が出るか確認し、出るなら回復環境(WinRE)へ入る
    • 目安は「詳細オプション」まで進めるかどうか。進めるなら、基本はWinREで完結します。
  • WinREでコマンドプロンプトを開き、最大メモリの制限を外すコマンドを実行する
    • msconfigが開けなくてもOK。起動設定(ブート設定)に入っている制限を、回復環境から外します。
  • 再起動できたら、msconfig側でも設定が残っていないか確認して再発を防ぐ
    • 起動後にチェックが残っていると、何かの拍子にまた同じ状態になることがあるため、最後に必ず確認します。

WinREに入れない場合は、インストールUSB(回復ドライブ)から起動して同じコマンドを実行します。
つまり「WinREで入れるか/入れないか」だけが分岐点で、解除に使うコマンド自体は同じです。焦らず、入れる入口を選んでから進めてください。

なぜ起動しなくなるのか(原因)

msconfigの「最大メモリ」は、メモリ(RAM)を増やす設定ではありません。
チェックを入れて数値を指定すると、Windowsが起動時に使ってよいメモリの上限を“意図的に”制限する方向に働きます。

ここが勘違いされやすいポイントで、たとえば「8GB載っているのに4GBしか使えていない気がする」などの状況で触ると、逆にOSが使える領域を減らしてしまうことがあります。通常はWindowsが自動で適切に割り当てるため、ここを手動で狭めるメリットはほとんどありません。

上限が極端に小さくなったり、環境に合わない値になったりすると、起動に必要な構成情報がうまく読み込めず、起動ループやブルースクリーンにつながることがあります。たとえば、ログオン前の段階でもドライバ読み込みやシステムサービスの初期化などで一定量のメモリを必要とするため、そこまで削ってしまうとWindowsが起動処理を完走できません。

また、msconfigの設定は「ブート設定(BCD)」側に反映されるため、Windowsが起動しない状態になると、msconfig画面から元に戻すことができません。結果として、回復環境(WinRE)など“外側”から起動設定を修正する必要が出てきます。

特に、起動に必要な最小限の領域まで制限してしまうと、ログオン画面まで進めない状態になりやすいです。症状としては、ロゴが出た直後に再起動する、修復が走っても完了しない、修復後に同じ画面に戻る、といった形で現れることがあります。

よくある症状は次のとおりです。

  • Windowsロゴのあと再起動を繰り返す(起動ループ)
  • 自動修復が始まり「詳細オプション」が出る
  • ブルースクリーンが出て、停止コードにBAD_SYSTEM_CONFIG_INFOなどが表示される

このときポイントは、msconfigの画面を開けないので、起動時の設定(ブート設定)を回復環境から外していく必要があることです。

作業前の注意(必ず読む)

ここから先は、回復環境でコマンドを入力します。慣れていない場合は、入力ミスが一番のリスクになります。特に、半角スペースの有無や記号の違いで結果が変わるため、「それっぽい」入力で進めず、表示どおりに正確に入力してください。
画面に表示された文字をよく確認し、できるだけコピペできる環境ならその方法を使ってください。スマホで記事を見ながら手入力する場合は、Enterを押す前に1行ずつ見直すだけでも失敗を減らせます。

BitLockerを使っているPCでは、回復環境に入るタイミングで回復キー(48桁)を求められることがあります。これは異常ではなく、暗号化されたドライブにアクセスするための確認です。
会社PCや暗号化が有効な端末では、事前に回復キーを確認できないと先へ進めない場合があるので注意してください。回復キーが手元にないまま手順を進めようとしても詰まりやすいため、表示された場合は落ち着いて、保管先(管理者・Microsoftアカウント等)を確認してから続行するのが安全です。

また、この記事の手順は「起動設定にある最大メモリ制限を外す」ことを目的にしています。つまり、原因が最大メモリ設定であれば効果が出やすい一方で、別の不具合まで一気に直す手順ではありません。
別の原因(ドライバ不具合、ストレージ障害、更新失敗など)が重なっている場合は、解除だけで直らないこともあります。たとえば、解除後にエラー表示が変わる・起動ループの挙動が変わる、といった「症状の変化」が出ることもあるので、変化の有無をメモしながら進めると切り分けがしやすいです。
その場合に備え、FAQに追加の切り分けをまとめます。解除で改善しなかったときは、慌てて何度も同じ操作を繰り返すのではなく、FAQの順番どおりに次の一手を確認してください。

どの起動ルートを選ぶべきか(WinRE / USB)

どこからコマンドプロンプトを開くかは、今PCがどの画面まで出るかで決まります。
まずは次の表で、あなたの状況に近いルートを選んでください。

ここで迷いやすいのは「WinREってどこ?」という点ですが、考え方はシンプルです。

  • 画面に「自動修復」や「詳細オプション」が出るなら、そこがWinREへの入口です(=追加のUSBなしで進められる可能性が高い)
  • そういった画面に一切入れず、ロゴのあと即再起動する/真っ暗なまま、という場合はUSB起動を用意して入口を作ります

また、どちらのルートでも最終ゴールは同じで「回復環境のコマンドプロンプトを開くこと」です。
ここまで到達できれば、解除に使うコマンドは同じなので、入口選びさえ間違えなければ途中で迷いにくくなります。

状況おすすめ目的注意点
自動修復画面が出る/詳細オプションに進めるWinREコマンドプロンプトを開くBitLockerでキー要求の可能性
WinREに入れない/起動が速すぎて画面が出ないインストールUSB(回復ドライブ)同じくコマンドプロンプトを開くUSB作成・起動順位の変更が必要

補足として、表の「WinREに入れない」には次のような状態も含まれます。

  • 自動修復が一瞬出るがすぐ落ちてしまい、メニュー操作まで行けない
  • 「詳細オプション」が出ず、ずっと再起動を繰り返す
  • そもそも電源を入れても画面が真っ暗で、Windowsのロゴまで行かない(この場合は別原因の可能性もある)

ここから先の「解除コマンド」は、WinREでもUSB起動でも同じです。
違うのは、コマンドプロンプトに到達するまでの道順だけです。
言い換えると、いまの自分の状況に合わせて「入口」だけ正しく選べば、あとは一本道になります。

手順A:自動修復画面(回復環境 WinRE)からコマンドプロンプトを開く

このセクションでは、自動修復画面が表示される場合に、回復環境(WinRE)へ入り、コマンドプロンプトを開くまでの流れを説明します。突然の起動トラブルで戸惑っている状態でも、ここまで進めば復旧作業のスタートラインに立てたと考えてください。
ゴールは、回復環境のコマンドプロンプトを開き、次のセクションで紹介する解除コマンドを実行できる状態にすることです。ここでは設定を変更する操作は行わず、「正しい画面まで到達する」ことだけに集中します。

まず、PCの起動に失敗すると「自動修復を準備しています」「PCを診断中です」といった表示が出て、その後「自動修復ではPCを修復できませんでした」と表示されることがあります。この画面から「詳細オプション」を選ぶことで、回復環境へ進むことができます。
表示される文言やボタン名は、Windowsのバージョンやメーカーによって多少異なることがありますが、基本的な流れは「トラブルシューティング」→「詳細オプション」へ進む形です。迷った場合は、「修復」や「詳細」といった言葉が含まれる選択肢を探すと見つけやすいです。

画面遷移の一例は、次のとおりです。

  1. 詳細オプション
  2. トラブルシューティング
  3. 詳細オプション
  4. コマンド プロンプト

途中で、使用しているWindowsアカウントの選択や、パスワードの入力を求められる場合があります。これは本人確認のための通常の動作なので、慌てずに入力してください。
また、BitLockerが有効な環境では、システムドライブにアクセスする前に回復キーの入力画面が表示されることがあります。この場合も異常ではないため、事前に用意している回復キーを案内どおりに入力します。

無事にコマンドプロンプトが表示されたら、この手順の目的は達成です。ここから先は実際に設定を解除する作業に入るため、次の「手順C」へ進んでください。

手順B:インストールUSB(回復ドライブ)からコマンドプロンプンプトを開く

このセクションは、WinREに入れない場合の代替ルートです。
ゴールは同じで、USBから起動して回復メニューへ入り、コマンドプロンプトを開くことです。

準備として、別のPCが使えるならWindowsのインストールUSBや回復ドライブを作っておくと進めやすいです。手元に別PCがない場合でも、家族のPCや会社の端末など「USB作成だけできる環境」が確保できると前に進めます。
すでに手元にある場合は、そのUSBをPCに挿してから起動します。できれば、USBハブは避けてPC本体のUSBポート(可能なら背面やUSB2.0ポート)に直挿しすると、起動時の認識トラブルが減ります。

起動時に、BIOS/UEFIの起動メニュー(Boot Menu)を開いてUSBを選びます。Boot Menuを出せない場合は、BIOS/UEFI設定画面に入って起動順位を一時的にUSB優先にする方法もあります。
キーはメーカーによって違いますが、F12、Esc、F9などが多いです。画面の下部に「Press F12 for Boot Menu」のような案内が出ることもあるので、起動直後は表示を見逃さないようにします。

USBから起動できると、Windowsセットアップ画面(言語選択など)が表示されます。もしセットアップ画面まで行かない場合は、USBの作成方法が違う(UEFI/Legacyの不一致など)か、USB起動が無効になっている可能性があります。
ここで「今すぐインストール」を押すのではなく、「コンピューターを修復する」へ進むのがポイントです。インストールを始める必要はなく、あくまで回復メニューに入ってコマンドを打つことが目的です。

以降は次のような流れになります。

  • トラブルシューティング
  • 詳細オプション
  • コマンド プロンプト

メニュー名はWindowsのバージョンやPCによって多少表記が違うことがありますが、最終的に「コマンド プロンプト」を開ければOKです。
コマンドプロンプトが開いたら、次の「手順C」へ進みます。

手順C:最大メモリ設定を強制解除する(実行コマンド)

ここが復旧の本体です。
回復環境のコマンドプロンプトから、起動設定(ブート設定)に入っている「メモリ上限」関連の値を削除します。

ここでやっていることを噛み砕くと、「msconfigで入れてしまった制限を、起動設定(BCD)から取り除く」作業です。Windowsが起動できない状態でも、回復環境からならブート設定を編集できるため、msconfigに戻れない状況でも復旧できる可能性があります。

なお、PCの状態によっては識別子({default} など)が違う場合があります。
最初に設定を確認し、表示された内容に合わせて削除するのが安全です。とくに、複数のブートエントリがあるPCでは、違うエントリを直しても症状が変わらないことがあるため、まず「どのエントリが実際に起動に使われているか」を確認するのが重要です。

まずは“何をするコマンドか”早見表

最初に、これから行うことを整理します。ここでは「何のために打つのか」を意識しておくと、コマンドの結果にエラーが出たときでも落ち着いて判断できます。

目的やること
起動設定の編集(最大メモリ解除)ブート構成(BCD)に対して設定を削除/無効化
変更反映再起動

操作のイメージとしては、msconfigで付けてしまった制限を、コマンドで外して元に戻すだけです。
ただし、ここでの「元に戻す」はWindowsの設定画面ではなく、ブート時に参照される構成(BCD)を直接直すという意味になります。

C-1:現在の設定を確認する

まず、起動設定がどうなっているかを表示します。いきなり削除コマンドを打つのではなく、先に現状を見ておくと「どこを直すべきか」がはっきりします。
次のコマンドを入力してEnterを押してください。

  • bcdedit /enum

表示が長い場合は、画面をスクロールして「Windows ブート ローダー」や「identifier」といった項目を探します。
ここで重要なのは、対象のエントリのidentifierが何になっているか({default}、{current}、GUIDなど)です。迷ったら、説明(description)やパス(path)、deviceの表示を見て、普段使っているWindowsに近いものを選びます。

さらに、メモリ関連の項目として次のような名前が表示されることがあります。

  • truncatememory
  • removememory

これらが入っている場合、最大メモリの制限に関連している可能性が高いので、次で削除します。逆に、これらが表示されていない場合は「設定が入っていない」か「別エントリに入っている」可能性があるため、identifierの見落としがないかをもう一度確認してください。

C-2:解除コマンドを実行する(最大メモリ/関連設定)

方針はシンプルで、メモリ上限の設定が入っているなら削除します。削除は「値を消す」操作で、設定全体を消すわけではありません。
identifierが{default}であれば、まず次の2つを順番に試します。

  • bcdedit /deletevalue {default} truncatememory
  • bcdedit /deletevalue {default} removememory

コマンドを打ったあとに「指定された要素が見つかりませんでした」などが出る場合は、その項目が入っていないだけのことがあります。これは失敗というより「その設定は存在しない」という意味なので、慌てずにもう片方も試してください。

その場合は、もう片方も試し、どちらも見つからないなら次の確認へ進んでください。とくに、msconfigの操作タイミングや環境によっては片方だけが入っているケースもあります。

もしbcdedit /enumでidentifierが{current}と表示されていた場合は、{default}の代わりに{current}を使います。

  • bcdedit /deletevalue {current} truncatememory
  • bcdedit /deletevalue {current} removememory

identifierが長い英数字(GUID)で出ている場合は、その文字列をそのまま使います。
例としては次の形です。

  • bcdedit /deletevalue {xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx} truncatememory

コマンドの実行が終わったら、念のためもう一度 bcdedit /enum を実行して、該当項目が表示されなくなっているか確認すると安心です。

コマンドの実行が終わったら、次のコマンドでいったん回復環境を閉じて再起動します。

  • exit

その後、画面の案内から「続行(Windowsを続行して起動)」や「再起動」を選びます。ここで電源ボタン長押しなどで強制終了すると、別の修復が走ることがあるため、できるだけメニューの「続行/再起動」で戻すのが安全です。

C-3:うまくいかない時の確認ポイント

ここでは、解除がうまく進まないときの代表的なつまずきをまとめます。
原因がここにあることが多いので、順番に見直してください。

まず多いのは、コマンドを打っている場所が回復環境ではないケースです。
通常起動したWindows上のコマンドプロンプトではなく、WinREまたはUSB起動の「コマンド プロンプト」であることを確認してください。

次に、対象が違うブートエントリになっているケースがあります。
bcdedit /enum の結果に複数のWindowsエントリがある場合は、説明欄やパスの表示を見て、実際に起動したいWindowsを選びます。

また、BitLockerでシステムドライブがロックされていると、回復環境で操作が止まることがあります。
回復キー入力が出た場合は、正しいキーを入力してロックを解除した状態で進めてください。

最後に、メモリ制限以外の要因が重なっている可能性もあります。
その場合は、次のセクションの「起動できた後にやること」やFAQにある別手順も検討します。

起動できた後にやること(再発防止)

起動が戻ったら、同じことを繰り返さないための確認をしておきます。
ここを飛ばすと、気づかないうちに再発することがあるので、起動後に落ち着いてチェックしてください。

まず、msconfigを開きます。
「システム構成」の画面で「ブート」タブを開き、「詳細オプション」を押すと「最大メモリ」が出ます。
ここでチェックが入っている場合は外し、意図しない制限が残っていない状態に戻します。

次に、もし「メモリを増やしたい」という目的で触っていた場合は、別の方法に切り替えます。
最大メモリの設定は上限をかける方向なので、体感が良くなるとは限りません。

現実的には、次のような順番で見直す方が安全です。

  • 物理RAMの増設(対応可否を確認してから)
  • BIOS/UEFIでメモリが正しく認識されているか確認
  • 常駐アプリや自動起動の整理、不要ファイルの削除

「設定でどうにかしよう」として起動に関わる項目を触るより、負荷を減らす・物理的に増やす方向のほうが失敗しにくいです。

つまずきFAQ(ここで詰まったら読む)

ここでは、最大メモリの解除だけでは解決しないときに、次に何を試すかをまとめます。
どれも回復環境から実行できることが多いので、状況に合わせて順番に確認してください。

最大メモリを戻したのに直らない:次に疑うべきこと

解除コマンドを実行しても症状が変わらない場合、メモリ制限以外が原因になっている可能性があります。
まずは、最近入れたドライバや更新、周辺機器の追加など「変えたこと」を思い出して、元に戻せるものは外してから再起動してみてください。

それでもだめなら、回復環境のメニューにある「スタートアップ修復」や「更新プログラムのアンインストール」を試す選択肢があります。
ただし、作業の内容によって結果が変わることがあるので、無理に連続で試さず、1つずつ状況の変化を確認して進めるのが安全です。

BAD_SYSTEM_CONFIG_INFOが続く:回復メニューで試す順番

停止コードが残る場合は、起動設定以外の構成情報が壊れている可能性があります。
回復環境で試すなら、一般的には次のように軽いものから順番に行うと迷いにくいです。

  • スタートアップ修復
  • システムの復元(復元ポイントがある場合)
  • 更新プログラムのアンインストール

どの操作でも、データが消える可能性がゼロではありません。
心配な場合は、先にデータ退避の方法を検討し、必要なら専門のサポートに相談してください。

BitLocker回復キーを求められた:どこで入手するか

BitLockerの回復キーは、PCの設定状況によって保管場所が違います。
個人利用ならMicrosoftアカウントに紐づいていることがありますし、会社PCなら管理者側が持っていることもあります。
手元に見当たらない場合は、無理に試行回数を重ねず、管理者やメーカー窓口に確認するほうが早いことがあります。

WinREにもUSBにも入れない:よくある原因

WinREにも入れない場合は、起動メニューの出し方が合っていないか、USBが起動できていないことが多いです。
USBから起動するには、作成方法が正しいこと、PCがUSB起動を許可していること、起動順位やセキュアブートの影響がないことが条件になります。

どうしても起動ルートを確保できない場合は、ストレージ故障など別の問題も考えられます。
その場合は、データを優先するのか、OSを入れ直すのかで対応が変わるため、状況を整理してから専門のサポートへ相談するのが安全です。

まとめ

msconfigの「最大メモリ」は、性能を上げるための設定ではなく、メモリ使用量の上限をかける設定です
誤って制限をかけると、起動ループやブルースクリーンにつながることがあります。

起動できないときは、回復環境(WinRE)またはインストールUSBからコマンドプロンプトを開き、最大メモリに関わる設定を削除するのが基本です。
起動が戻った後は、msconfigのチェックが外れていることを確認し、再発しない運用に切り替えてください。

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