すぐできる！ホームボタンのON/OFFとホームページの変更手順

はじめに—用語の整理と全体像

まず、よく出てくる言葉の意味をそろえます。言葉の意味が分かると、どこを操作すればよいかが迷いにくくなります。ここでは Microsoft Edge を例に説明します。Windows と Mac で画面の見た目は少し違いますが、考え方は同じです。

用語早見（ホームボタン／ホームページ／スタートアップ／新しいタブ）

• ホームボタン: ツールバーにある家の形のボタンです。これを押すと、決めておいたページが開きます。
• ホームページ: ホームボタンを押したときに開くページです。好きなサイトや空白ページを指定できます。
• スタートアップ: Edge を起動したときに最初に開くページやタブのことです。ホームページとは別に決められます。
• 新しいタブ: プラス記号で開くタブです。ニュースや検索ボックスが出るページを指すことが多いです。

どこで設定する？（ツールバー／設定＞外観／設定＞スタート、ホーム、タブ）

• ホームボタンの表示・非表示は、設定の外観で切り替えます。
• ホームページのURLや空白ページの指定は、設定のスタート、ホーム、タブで行います。
• 新しいタブの内容は、ページのカスタマイズから調整します。

用語と設定場所の早見表

FAQ：ホームページと新しいタブは同じ？

同じではありません。ホームページはホームボタンの行き先です。新しいタブは新規タブの内容です。両方を同じページにすることもできますが、別々に設定できます。

［ホーム］ボタンの表示と非表示

ホームボタンは、ツールバーに家の形のアイコンとして出ます。まずは表示の切り替え手順です。短い流れでまとめます。

設定を開く（…＞設定）→ 外観を表示

• Edge 右上の三点ボタンを押します。
• 設定を選びます。
• 左側のメニューで外観を選びます。

この画面で、ツールバーの表示項目をまとめて調整できます。

外観 ＞ ツールバーのカスタマイズ

• 外観画面で、ツールバーのカスタマイズの項目を探します。
• 表示したいボタンをオンにします。不要ならオフにします。
• 表示順や位置は、ボタンのオンオフや一部ドラッグで調整できます。

環境によって見出し名が少し違うことがあります。似た名前の項目を探してください。

「ホームボタンを表示」をオン/オフ

• ホームボタンを表示というスイッチを探してオンにします。
• オフにすると、家のアイコンはツールバーから消えます。
• オンにした直後は、右上付近に家のアイコンが現れます。

ホームボタンの行き先は、このあと説明するホームページ設定で決めます。まだ決めていなくても、家のアイコン自体は表示できます。

表示位置とアイコンの形（家マーク）の見え方

ホームボタンはアドレスバーの左側か右側に出ます。配置はバージョンやテーマによって少し変わります。家の形のアイコンが見つからないときは、ツールバーを広げるか、ウィンドウ幅を少し広くしてみます。拡張機能のアイコンが多いと隠れることがあります。

FAQ：ホームボタンが出ない／灰色のままのときは？

表示をオンにしても出ないときは、ウィンドウ幅や表示倍率を見直します。拡張機能の一時停止も試します。組織や学校の端末では、管理ポリシーで非表示が固定されていることがあります。灰色表示のときは、ページ読み込み中や一時的な表示の都合のことがあります。いったん別のタブに切り替えて戻ると直ることがあります。

［設定］からホームページのURLを指定

ホームボタンを押したときに開くページを決めます。空白ページにすることも、特定のページにすることもできます。起動時の表示（スタートアップ）とは別に決められます。

「空白ページ」をホームページにする

• 設定を開き、スタート、ホーム、タブを選びます。
• ホームボタンの設定を探します。
• 空白のページを選びます。

空白ページは、何も表示しない軽いページです。素早く新しい作業を始めたい人に向いています。

「特定のページ」や現在のページを登録する

• 同じ画面で、特定のページを選びます。
• URL入力欄に目的のサイトのアドレスを入れます。
• 今開いているページを登録できるボタンがある場合は、それを使うと早いです。

複数のページを登録できるときは、並び順も確認します。不要な項目は削除します。

起動時に開くページ（スタートアップ）の選び方

• Edge の起動時という項目を開きます。
• 前回の続きから、特定のページを開く、空白ページなどから選びます。
• 仕事や勉強でよく使うページが決まっている場合は、特定のページを選ぶと楽になります。

起動時の設定は、ホームボタンの行き先とは別に働きます。起動後にホームボタンを押すと、ここで決めたページとは別のページに移動することがあります。

新しいタブページの内容（ニュース・クイックリンク）の調整

新しいタブを開いたときに出る情報は、ページ内のカスタマイズから調整できます。表示するニュースの量、クイックリンクの表示、背景などを切り替えます。落ち着いて作業したいときは、情報量を少なめにします。

FAQ：起動時とホームボタンで違うページを出せる？

出せます。起動時のページはアプリを開いた直後の表示です。ホームボタンは、ボタンを押したときの移動先です。両方を同じにしても、別々にしてもかまいません。

ドラッグ＆ドロップでホームページを指定

直感的にURLをつかんで設定欄へ入れたいことがあります。ただし、すべての画面でドラッグが使えるわけではありません。できない場合の代替方法も知っておくと安心です。

URLを設定欄へドラッグできる環境／できない環境

一部の入力欄はドラッグでURLを受け付けます。別の入力欄はセキュリティの理由でブロックされます。ウィンドウをまたぐドラッグは失敗しやすいです。同じウィンドウ内で試すと成功することがあります。

コピー＆ペーストで確実に設定する手順

• アドレスバーをクリックしてURLを選択します。
• Ctrl+C（Mac は Command+C）でコピーします。
• 設定画面のURL欄をクリックします。
• Ctrl+V（Mac は Command+V）で貼り付けます。
• 追加や保存のボタンがある場合は押します。

この方法はほとんどの環境で使えます。誤入力を避けたいときにも有効です。

FAQ：ドラッグが効かないときのチェックポイント

ウィンドウを全画面にして試します。入力欄の右端にある鍵マークやアイコンが邪魔していないか見ます。権限や拡張機能が影響することがあります。コピー＆ペーストの方法に切り替えるのが確実です。

ショートカットキーでホームページを表示

マウスを持たずにホームページへ戻りたいときは、ショートカットが便利です。代表的なのはAlt+Homeです。環境によっては別の操作になることがあります。

Alt＋Home の基本／ノートPCでのFn併用

Windows では Alt+Home が一般的です。ノートPCでは、Fnキーと組み合わせが必要な場合があります。キーボードの刻印を確認します。ブラウザやOSのバージョンで動作が違うことがあります。

日本語配列・Mac配列での注意（Edge for macOS の例）

Mac では同じショートカットが用意されていないことがあります。キーボードショートカットの一覧を確認し、必要ならカスタムショートカット機能で別のキーへ割り当てます。外付けキーボードの配列によっても操作感が変わります。

FAQ：ショートカットが反応しない理由は？

別のアプリが同じキーを先に使っていることがあります。OSのショートカット設定が優先されていることもあります。設定でホームボタンやホームページが無効になっていると、動作しない場合があります。

関連設定で使いやすくする

ホームボタンとホームページの設定ができたら、周辺の機能も整えると毎日の作業が楽になります。ここでは、よく使う項目をまとめます。

お気に入りに追加／ピン留めしてサイドに固定

よく開くページはお気に入りに入れます。フォルダーを作って整理すると、目的のページを見つけやすくなります。サイドバーにピン留めすると、いつでもすぐ開けます。右クリックメニューから追加や固定ができます。

垂直タブバーとスリープタブの設定と使い方

タブが多いと横一列では見づらくなります。垂直タブバーを使うと、左側にタブが縦に並びます。タイトルが読みやすくなります。しばらく使っていないタブを休ませるスリープタブを使うと、メモリの消費を抑えられます。再び選ぶとすぐ復帰します。

タブのグループ機能で整理（垂直タブでも有効）

関連するタブを色分けしてまとめられます。仕事、学習、買い物などでグループを分けると、切り替えが楽になります。垂直タブでもグループは使えます。タブを右クリックしてグループに追加を選びます。

Copilotとサイドバーの表示/非表示、アプリのカスタマイズ

サイドバーには検索やメモ、ポータルなどのツールがあります。必要なものだけを表示します。不要な項目はオフにします。Copilot などのボタンもサイドバーから切り替えできます。作業の流れに合わせて見直します。

FAQ：ホームボタン設定とサイドバー設定は関係ある？

直接は関係しません。ホームボタンはページの移動先の設定です。サイドバーはツールの表示設定です。どちらも外観に関係しますが、別々に調整します。

注意と補足

組織や学校の端末では、管理ポリシーにより一部の設定が変更できないことがあります。変更できない場合は、管理者に相談します。

スクリーンショットを撮って手描きメモを残す操作は、保存先や権限で手順が変わります。一般的には、ウェブキャプチャや切り取りツールを使い、保存先を確認してからメモを書き込みます。