【Microsoft Edge】コピー時に出るミニメニューを表示しない設定手順
表示されたミニメニューから直接非表示にする
最初に、文字を選ぶと出てくる小さなメニュー(本記事では「ミニメニュー」と呼びます)を、その場でオフにする方法です。いま表示されているミニメニューからすぐ設定を切り替えられるので、手順が短く分かりやすいのが特長です。
手順(その場でオフ)
- Edgeで任意のページを開き、テキストをドラッグして選択します。
- 選択部分の近くにミニメニューが表示されます。
- ミニメニューの右端にある三点ボタン(…)または歯車アイコンを押します。
- 「テキスト選択時にミニメニューを表示」や「Mini menu on text selection」などの項目を探し、スイッチをオフにします。
- その場でミニメニューが閉じます。次回以降、同じページでも表示されません。
補足:表記ゆれと見つからないときのヒント
- 表記はバージョンによって少し違います。例:「ミニメニュー」「ミニ メニュー」「テキスト選択時のミニメニュー」「Mini menu」。
- 三点ボタン(…)の中にある場合と、歯車アイコンから小さな設定パネルが開く場合があります。
- もしスイッチが見つからない場合は、次のセクション「設定画面から非表示にする」の手順を試してください。
再表示したくなったら
- 同じ場所(ミニメニューの歯車)からオンに戻せます。
- あるいは、設定画面の「外観」からオンに戻すこともできます(手順は次のセクションを参照)。
よくある疑問(短答)
一時的にオフにしただけで元に戻ることはある?
基本的には設定が保存されます。ただし、職場や学校のPCでは管理者の設定が優先され、再起動や同期によりオンへ戻ることがあります。その場合は後述の「設定が同期で戻ってしまう場合」を参照してください。
Edgeの設定画面からミニメニューを非表示にする
ミニメニューを恒久的にオフにしたい、あるいはメニュー上で切り替えが見つからない場合は、設定アプリから操作します。設定からの変更は、ブラウザー全体に適用されます。
手順(設定からオフ)
- Edge右上の三点ボタン(…)を押します。
- 「設定」を開きます。
- 左側の一覧から「外観」(または「外観と操作」など)を選びます。
- 「テキストを選択したときにミニ メニューを表示」や「Mini menu on text selection」と書かれた項目のスイッチをオフにします。
- 設定は即時に反映されます。ページの再読み込みやEdgeの再起動は通常不要です。
設定名が違う/見つからないときの探し方
- 設定画面の上部にある検索ボックスに「ミニ」「mini」「menu」などを入力すると候補が出ます。
- 「外観」以外に表示されることはまれですが、UIが変わった直後は位置が移動することがあります。検索を使うのが確実です。
- 同じ「外観」内に、サイドバーやタブの表示設定など似た名前のスイッチがあります。必ず「テキスト選択」や「Mini menu」の文言を確認してください。
よくある疑問(短答)
設定項目名が表示と違うときはどう探す?
設定検索で「mini」「ミニ」「テキスト選択」といったキーワードを入れるとヒットしやすくなります。検索結果が複数ある場合は、説明文に「テキストを選択」「選択時」などの語があるものを選びましょう。
ミニメニューが消えない場合の対処法
オフにしたはずなのにミニメニューが表示される場合は、次の順番で確認します。軽い操作から試し、必要に応じて原因の切り分けを行います。
チェックリスト(要約)
| 手順 | 目的 | どこを見る | 結果の目安 |
|---|---|---|---|
| 再起動 | 一時的な不具合の解消 | Edgeを完全終了→起動 | 多くのケースで改善 |
| 更新 | 既知の不具合修正を取り込む | バージョン確認→更新 | 最新版で再検証 |
| 拡張機能停止 | 競合の切り分け | 拡張を一時無効化 | ミニメニューが出なければ競合 |
| 修復インストール | 設定・ファイルの修復 | アプリの修復・リセット | 破損起因の問題に有効 |
Microsoft Edgeを完全に終了して再起動する
- 右上の×で閉じたあと、バックグラウンドで残っていないか確認します。
- Windowsならタスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)、macOSならアクティビティモニタで「Microsoft Edge」を終了します。
- Edgeを起動し、テキストを選択してミニメニューが表示されないか確認します。
ポイント:バックグラウンド更新やWebアプリのウィンドウが残っていると、設定がすぐ反映されないことがあります。完全終了で多くの不具合が解消します。
Microsoft Edgeを最新の状態に更新する
- Edge右上の(…)→「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edge について」。
- バージョン情報の画面で自動的に更新チェックが始まります。更新がある場合はダウンロード後、再起動を求められます。
- 更新後、ミニメニューの設定がオフになっているか再確認します。
ポイント:UIの表記ゆれや既知のバグは、数週間で修正されることがあります。最新版での再検証は有効です。
Microsoft Edgeの拡張機能を無効にする
- すべての拡張機能を一時的にオフにし、テキスト選択時の挙動を確認します。
- 問題が解消した場合は、拡張機能を1つずつオンに戻し、どれが影響しているか切り分けます。
ポイント:翻訳・辞書・コピー支援など、テキスト選択に関わる拡張機能はミニメニューと似たUIを重ねて表示することがあります。競合があると、Edge本体の設定をオフにしても別のポップアップが出続けます。
Microsoft Edgeを修復インストールする
Windowsの場合、設定やキャッシュの破損が原因なら修復が有効です。ユーザーデータを保持したままの「修復」から、より強い「リセット」まで段階的に検討します。
- Windowsの「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」→「Microsoft Edge」。
- 「詳細オプション」から「修復」を実行します。通常はデータを保持します。
- 改善がない場合は「リセット」を検討します。リセットは一部のデータや設定が初期化されるため、注意して進めます。
- 再起動後、ミニメニューの設定を再確認します。
ポイント:企業配布版や管理対象端末では、修復やリセットに制限があることがあります。業務端末では必ず管理者の指示に従ってください。
設定が同期で戻ってしまう場合の確認ポイント(FAQ)
- Microsoftアカウントや職場アカウントで同期を使っていると、別の端末の設定が上書きされることがあります。
- いずれかの端末でオンのままになっていないか確認します。
- 職場や学校のポリシー(管理者設定)で固定されていると、ユーザー側の変更は反映されません。その場合は管理者に相談してください。
ミニメニューの表示・非表示に関するよくある質問と答え
ミニメニューの正式名称は?似た機能との違いは?
一般には「ミニメニュー」「Mini menu」などと表示されます。右クリックで出る「コンテキストメニュー」や、ページ右側の「サイドバー」とは別機能です。拡張機能が出す独自のポップアップとも区別してください。
PDF表示やリーディングビューでも同じ設定?
PDFビューアやリーディングビューには、独自のツールバーが表示されることがあります。ミニメニューをオフにしても、PDFの注釈メニューや辞書ポップアップなど別のUIは表示される場合があります。混同しないよう確認してください。
職場PCで変更できない場合は?
管理者がポリシーで設定を固定している可能性があります。自分の操作でスイッチが灰色のまま、あるいは再起動で元に戻るときは、システム管理者に相談してください。誤操作を避けるため、業務端末では自己判断で修復やリセットを行わないようにしましょう。
スマホ版Edge(iOS/Android)でもオフにできる?
スマホ版にはデスクトップ版と異なるUIが採用されています。テキスト選択時のメニューはOS側の共有・コピー機能が優先されるため、同じ名称のスイッチは見当たらないことがあります。アプリの設定から関連する表示設定がないか確認し、必要に応じてOSの設定も見直してください。
まとめ:迷ったらこの順番で確認
- その場のミニメニューの歯車(または…)からオフにする
- 設定 → 外観 → 「テキスト選択時のミニメニュー」をオフ
- Edgeを完全終了して再起動
- Edgeを最新版に更新
- 拡張機能を一時停止して切り分け
- 必要に応じて修復・リセット(業務端末は要確認)